忠誠心あふれるローマMFロレンツォ・ペッレグリーニはリヴァプールのオファーを拒否していた!

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Full of loyalty...Roma midfielder Lorenzo Pellegrini had rejected Liverpool offer 移籍

リヴァプールは契約満了に伴い退団したオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜を求めて、今夏の移籍市場で活発的に動いていた。イヴ・ビスマ(ブライトン)やユーリ・ティーレマンス(レスター・シティ)の他、数々のミッドフィルダーとの関係が報道されていた。

ASローマでキャプテンを務めるイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニも例外ではなく、盛んにメディアで取り上げられたプレーヤーのひとりだ。昨シーズンには47試合11ゴール9アシストと点も奪えるミッドフィルダーとして評価を高めており、今季もリーグ戦5試合にも関わらず、すでに3得点を挙げている。

リヴァプールはシェルダン・シャキリの売却に遅れが生じたことやディボク・オリギの移籍先を探し出せず、新たなミッドフィルダー獲得資金を捻出できないまま移籍市場を終えた。中盤にコンバートされたFWハーヴェイ・エリオットが見事な活躍を見せ、懸念が少し薄れた。

『Calciomercato』によれば、リヴァプールはローマMF獲得に近づいていたようだ。ただし、子どもの頃から愛するASローマを裏切る結果になることもなり、最終的にはオファーを拒否。クラブへの忠誠心もあり、スタディオ・オリンピコに留まる決断を下した。

2000/01シーズン以来のセリエA優勝を夢に持つ同選手は、キャプテンとしてチームをリーグ制覇に導く道を選んだ格好だ。クラブとは契約延長に向けた交渉を開始しているとも言われ、今後もイタリアから離れることはないのかもしれない。

ASローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督も手放しで同クラブのキャプテンを称賛しており、ポルトガル人指揮官らしい独特な表現で、同選手の凄さを口にしている。

「もし、ペッレグリーニが3人いたら、全員が同時に試合に出るだろう。3人ともベンチにいることは決してない。」

「彼は多様な能力を有しており、様々な役割に適応できる。先日には、10人で戦わざるを得ないとき、彼は右サイドでプレーし、エイブラハムのチャンスを作り出していた。」

「彼は賢く、ゲームや私の考えを理解できる。もし彼が3人いたら、全員がプレーするだろうね。」

どちらかと言えば、攻撃面で強さを発揮するタイプの選手であり、厳密には求める能力には差異がある。ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンだけしかプレーできない中盤の底を担えるプレーヤーが最も欲している選手であるように思える。

カーティス・ジョーンズやチアゴ・アルカンタラ、ナビ・ケイタなど攻撃に特長を持つ選手は多く在籍している。それでも、引かれた相手に対して苦労するシーンも多いリヴァプールだけに、かつてのフィリペ・コウチーニョのようなドリブルやパスで局面を打開できるプレーヤーであれば視線を向ける理由も分かる。

ロレンツォ・ペッレグリーニにどこまでクロップ・サッカーに適応し、進化させるか曖昧な部分はあるが、心のクラブに忠誠を誓っているだけに引き抜きは難しい。早ければ、来年1月にも新戦力獲得に動くとも言われており、新たにアンフィールドにやってくる選手には注目が集まる…

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