リバプールとの契約延長に向けた交渉が継続中のエジプト代表FWモハメド・サラー。さらなる給与アップを要求していると言われ、来年には30歳を迎える同選手に対してチーム単独トップとなる年俸支給に足踏みしている。
契約更新の問題を差し置いても、過去数シーズンに渡り、リバプールFWは毎夏スペイン移籍が報道されてきた。クリスティアーノ・ロナウドも去り、個人で奮闘するカリム・ベンゼマもベテランの域。新たなエースを求め続けたレアル・マドリードが常に移籍先の筆頭として挙げられてきた。
ただし、来年の夏は別のストーリーが待ち受けているかもしれない。『El Nacional』によれば、レアル・マドリードはキリアン・エムバペとアーリング・ブラウト・ハーランドに集中する方針を掲げており、関心の度合いが低下している。
そんな合間を縫って、ルイス・スアレスを放出以来、得点力に苦しみ、今夏にはリオネル・メッシを放出せざるを得なかったバルセロナが関心を寄せ始めた。所属クラブとの契約更新を締結しない前提で、割安な移籍金での獲得を画策している。
今シーズンも得点を量産しているモハメド・サラーは、ここまで8試合8得点と驚異的な数字を叩き出している。リバプールでは211試合133ゴール49アシストを記録しており、今季はプレミアリーグだけで100ゴールの大台に乗った。
30歳を目前にしている段階でも、全くもって衰えないスコアリングレコード。とはいえ、クラブとしては年齢のことを考えると後釜を探さなければならない。数々の獲得候補がメディアを賑わせており、近く新戦力が加わる可能性がある。
まだまだリバプールとの契約更新の線も消えたわけではない。2023年まで契約を残すエジプシャン・キングの未来がどこにあるのだろうか…?