フランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテのみを補強したリバプール。ジョルジニオ・ワイナルドゥム退団に伴うミッドフィルダーの代役に加えて、フロントスリーをさらに強化するための新たなフォワード探しが進められていた。
今冬の移籍市場でも獲得を狙うと言われるターゲットが存在している中、リバプールOBジェイミー・キャラガーも補強には満足していない。ライバルチームが積極的に選手を獲得しており、バックアップ陣を含めたチーム全体のレベルは広がるばかりだ。
『Sky Sports』で古巣の戦力について言及した元イングランド代表DFは、プレミアリーグやチャンピオンズリーグするためにも強化すべき2つのポジションを明言し、早期の解決をリバプールに期待している。
「リバプールがマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシーのような強さを持っていないのは明らか。彼らは信じられないほどの強さを有している。」
「でも、もしリバプールの11人だけに限れば、チャンピオンズリーグやFAカップ決勝で、マンチェスター・シティのベストチームと対戦したとしても、リバプールを応援する。」
「シーズンを通して、スタメンの11人が揃わないこともある。トレント・アレクサンダー=アーノルドはシティ戦を欠場し、ジェームズ・ミルナーは多くの問題に直面した。」
「リバプールが素晴らしいチームではないということではなく、2つのエリアでライバルチームと差が開いている。」
「プレミアリーグで最高のセンターバック陣を持っているからこそ、シティ戦でも見られたように右サイドバックは重要になる。」
「前線ではフィルミーノに加えてジョッタが在籍し、ポジション争いを繰り広げている。しかし、リーグを制覇するには、アタッカーが1人足りないと思う。」
「サラーとマネがアフリカネイションズカップのため、1月に欠場することを考えると、オリギや南野よりも優れた選手をベンチに置く必要があり、他チームはすでに対応していることだね。」
落胤を押された格好のディボク・オリギと南野拓実。2大エースがチームを離れる来年1月に、その価値を証明できるかが注目されている。ともに放出候補にも挙げられるほど絶対的な立場を確立できておらず、勝負の年を迎えている。
ジェームズ・ミルナーに至っては本職ではなく、仕方ない部分もある。ウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズがいまいち成長できず、試合数を確保できていない。今夏にはローン移籍の可能性が高まる中、アンフィールドに残留したものの、怪我の影響もあり存在感を示せていない。
クラブレジェンドの言う通り、トレント・アレクサンダー=アーノルドの控えに乏しいのが実情。コスタス・ツィミカスが好プレーを連発しており、左サイドバック問題が解決されたと思った矢先に、逆サイドに問題が生まれた。
次の移籍市場で、元リバプールDFが求めるように、右サイドバックやフォワード獲得に動くことはあり得るのだろうか…?