若い頃から名門リバプールの右サイドバックとして台頭。アカデミーから昇格直後こそ、現在ではセンターバックを務めるジョー・ゴメスと併用されたものの、徐々にポジションを確保。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドは、いまや世界的なサイドバックへと成長した。
23歳にして、チャンピオンズリーグ決勝戦に2度進出し、2018/19シーズンにはクラブ6度目となるタイトル獲得に貢献。準決勝バルセロナ戦での意表をついたコーナーキックはいまでも語り草だ。また、30年ぶりとなるイングランドんの頂点にも輝いた同選手は様々なウインガーと対峙してきた。
プレミアリーグだけでも名だたるプレイヤーと対戦経験を持っており、ウィルフレッド・ザハやマーカス・ラッシュフォード、ラヒーム・スターリング、ジャック・グリーリッシュ、ピエール=エメリク・オーバメヤンと名前を挙げだしたらキリがない。
トレント・アレクサンダー=アーノルドアーノルドは『Prime Video Sport』とのインタビューにおいて、これまでのプレミアリーグで対峙した最も手強い相手を明かし、かつてチェルシーで無双の強さを誇ったベルギー代表FWエデン・アザールの名前を挙げた。
「エデン・アザール。あまり差はないかもしれないけど最高の選手だ。」
「デ・ブライネも手強いけど、直接対峙した選手で言えば、アザールだろうね。彼のスピード、敏捷性、オン・アンド・オフ・ザ・ボールでの頭の良さは飛び抜けている。」
Trent Alexander-Arnold has named his toughest Premier League opponent… 🔵🇧🇪 pic.twitter.com/dy0DYYjmFr
— Amazon Prime Video Sport (@primevideosport) November 8, 2021
レアル・マドリードに移籍した後は、あまり活躍できていない元チェルシーFWだが、プレミアリーグ時代のパフォーマンスは相手ディフェンダーにとっては厄介であることは間違いない。
ひとりだけで止めるのは困難なドリブラーだっただけに、コンディションが整わない現状には落胆を抱く人々も多いだろう。年齢的にもこれから飛躍することは難しいが、ふたたび世界でもトップクラスのウインガーに返り咲く日を待ち侘びている…