昨シーズンにはマテウス・ムジアロウスキー(UKS SMSウッチ)やカイデ・ゴードン(ダービー・カウンティ)ら若手プレーヤーに投資してきたリバプール。今季もニューカッスルから若きMFボビー・クラークを獲得し、アカデミーは年々充実し始めている。
それでも、クラブは若手補強の手を緩めるつもりはない。バイエルン・ミュンヘンやユベントス、アーセナルら複数の強豪クラブが関心を示しているトロントFC所属FWジャーキール・マルシャル・ラッティに対して、リバプールも熱視線を送っている。
『Liverpool Echo』によれば、クラブでのトライアルに招待しており、休暇に入る前に契約締結を目指している。今シーズンは後半戦からトップチームで出番を得た同選手は、メジャーリーグ・サッカーで11試合に出場していた。
ジャマイカにルーツを持つわずか17歳の才能は、右ウイングを主戦場に評価を急速に高めている。1.65mと身長は低いものの、長い手足でボールを巧みにコントロールしながらも、ウインガーらしく、抜群のスピードに加えて、ドリブル能力にも定評がある。
『The Mail』の報道によると、リバプールは所属クラブであるトロントFCとのオファー合意に近づいている。昨シーズンにはU-23所属するDFトニー・ギャラハーをオンタリオ湖に面するクラブに半年間のレンタルで貸し出しており、両クラブはすでに関係性を築いている。
バイエルン・ミュンヘンで大ブレイクを果たした同胞DFアルフォンソ・デイヴィスや、リールでエース級の活躍を見せるFWジョナサン・デイヴィッドら若手サッカー選手が存在感を見せ始めているカナダから新たなスターが生まれるかもしれない。
フロントスリーの将来的な後継者にもなり得るだけのポテンシャルを有するカナダ人ウインガーは、新たなステップアップとして、どのクラブを選択するのだろうか…?