『前線でのプレスの位置が高すぎた…』 – ユルゲン・クロップ監督がクリスタル・パレスの後半からの猛攻に言及

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'We were pressing too high up front. ... Jurgen Klopp on Crystal Palace's second-half fightback 試合

クリスタル・パレスのホームに乗り込んだリバプールは、カラバオカップ準決勝に続いてロンドンでの試合となった。試合開始早々から試合をコントロールしたリバプールは、コーナーキックからフィルジル・ファンダイクの久々のヘディングゴールで先制に成功。

ホームチームに攻撃の自由を与えずに攻め立てるリバプールは、アンディ・ロバートソンの正確なクロスはロベルト・フィルミーノを囮に、後ろで待ち構えるアレックス・オックスレイド=チェンバレンがうまく落として、左足でのシュートは相手GKを破り、リードが2点差に開いた。

前半は完璧にアウェイチームのペースで進み、さらなる得点が期待された後半は別の試合になった。ハーフタイムで見事に修正してみせたクリスタル・パレスは、後半開始直後から激しいプレッシングを行い、アリソン・ベッカーが守るゴールマウスに近づく。

すると、ジャン=フィリップ・マテタがファンダイクの後ろから完璧に抜け出し、フリーで並走していたオドソンヌ・エドゥアールにパス。エドゥアールは左足でしっかりとゴールに流し込み、ホームスタジアムは同点に向けて盛り上がり始める。

最終的には、試合終盤にディオゴ・ジョッタが倒されてPKを獲得。ファビーニョが直近5試合で4ゴール目となる得点を決め切り、ホームの盛り上がりもここまで。微妙な判定は議論を呼んだが、苦しい試合展開でも勝ち切ったリバプールを褒め称えたい。

ただし、ユルゲン・クロップ監督は試合後のインタビューに応えて、後半からの猛攻を凌いだ選手たちを讃えた。一方、自由に攻撃するスペースを与えてしまった理由を明らかにした上で、対応は好ましいものではなかったと認めている。

「最終ラインでの対応はずさんなものになってしまった。」

「前半に与えたチャンスは、パスミスなどでこちらが作り出したものくらい。」

「そして、後半はコンパクトに保てず、前線でのプレスが高すぎた。距離感が正しくなく、そのためロングボールを最終ラインの裏に放り込むことを許した。もちろん我々の責任だが、なぜオフサイドがなかったのかわからない。」

「突然試合が激しくなり、反撃しなければならなくなった。今日の選手たちはそれをやり遂げた。」

プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、カラバオカップ、FAカップとすべてで優勝の可能性を残すリバプールだけに、日程は過密を極める。インターナショナルマッチウィークも重なり、選手たちの体力は次第に削られている。

毎試合全力を投じることは難しく、本調子が出ない試合もあるだろう。そうした中でも、しっかりと勝ち切る強さを証明してみせた今回の試合。このままの勝負強さを保ち、シーズン終盤まで走り続けたい…

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