アフリカネイションズカップ決勝は、リバプールのサポーターにとって見逃せない試合となった。ともにリバプールでプレーし、脅威の連携で得点を量産しているセネガル代表FWサディオ・マネとエジプト代表FWモハメド・サラーは優勝トロフィーを目指し、全身全霊を尽くした。
試合開始早々にPKを獲得したセネガル代表は、エースのサディオ・マネにPKを託す。他方、モハメド・サラーは自チームのGKにアドバイスをしていると思われるシーンが見られ、アドバイスを受けたエジプト代表GKは見事にPKセーブ。
先制点を逃したセネガルは、攻め続けるものの得点を奪えずに時間が流れる。エジプトもモハメド・サラーのカウンターやドリブル突破からシュートチャンスを作り出すが、ゴールネット許すには至らず、ゴールレスで試合はPK戦へ。
両チームともゴールキーパーに止められる、ポストを叩くなど外すシーンもあったが、サディオ・マネが最後のキッカーとしてPKを沈めて、セネガルが悲願の初優勝。歓喜の瞬間を迎えたセネガル代表FWは、自分だけじゃなく、友達や家族にとって人生最高の日であったことを明かしている。
「人生最高の日であり、人生最高のトロフィーだ。」
「チャンピオンズリーグやいくつかのトロフィーを獲得してきたけど、今回は僕にとって特別で、もっと重要なことなんだ。」
「自分自身、仲間、家族みんなにとって幸せなことだね。」
「最初にPKを外したときは、大きな痛手だった。」
「でも、チームメイトが僕のところに来て、 “サディオ、一緒に負けて、一緒に勝とう!僕らは君のことを知っている。僕たちのために多く貢献しているんだ。” と言ってくれた。」
「それが僕を強くしてくれたし、 2回目を決めたときには違いを生んだと思う。」
「 “サディオ、俺たちはお前を信じている”と伝えてくれて、さらにモチベーションが上がったよ。このトロフィーはセネガルチーム全員のものであり、全員がそれに値値する。」
BBC Sport
セネガル代表チームは母国に戻り、セネガルの国民たち全員で初制覇の喜びを分かち合うことに。その後、リバプールに戻ることになるサディオ・マネだが、いまだに4冠の可能性を残す所属クラブに貢献してくれることだろう…