ストーク・シティやマンチェスター・ユナイテッド、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンら数々のクラブを渡り歩き、今シーズンはワトフォードで守護神を務める元イングランド代表GKベン・フォスター。今季もプレミアリーグで12試合に出場する38歳のベテランゴールキーパーだ。
プレミアリーグでは通算376試合に出場してきた同選手は、所属していたクラブのホームスタジアム以外にも、アウェイ対戦でいくつものスタジアムの雰囲気を経験。そんなベテラン選手にとっても、アンフィールドでのかの有名な曲の大合唱は一味違うようだ。
「あれは、美しいよ。」
「アンフィールドでプレーしたとき、ピッチに出ていき、試合が始まる直前まで、 “You’ll Never Walk Alone” が流れていたの覚えている。ゴール前で準備していると、スタジアム全体が歌っていて、気がつくと自分も歌っているんだ。とても象徴的な曲で、大きな意味を感じられる曲だね。」
「リバプールのファンたちは本当にきちんとしている。僕はそういう昔ながらのスタジアムが大好きなんだ。」
「アンフィールドでアウェイでプレーするとき、何が特別か知っているかい？スペインやイタリアから来た選手たちは、アンフィールドを見て、 “美しい、すごい！” と思うんだ。しかし、彼らがバスに乗ってスタジアムに到着し、ファンが熱狂している通りを抜けるときには、少し身震いを覚えるに違いない。」
Ben Foster Podcast
試合開始直前まで大合唱が続き、スタジアムの全員が大音量で歌い上げる “You’ll Never Walk Alone” は、現地だけではなく、画面を通して音声を聞いているだけでもスペシャルさを感じざるを得ない。まして、ピッチ上で前後左右から流れてくる合唱は記憶に残ること間違いなし。
客席全体で奏でる音楽は、ピッチで戦い続ける選手たちを鼓舞し、試合中も後押しをし続ける。アウェイチームは要塞アンフィールドでは戦いづらさを感じざるを得ず、サポーターたちが作り上げる独特な空気感がホームでの成績にも直結している。
客席数を確保するため、近代的なスタジアムを建設するクラブが多い中、リバプールは聖地アンフィールドを拡張することで対応。徐々に建造物としての限界を迎えるときは来るだろうが、その日までは親しまれたスタジアムを利用し、古き良き雰囲気を絶やさないでもらいたい。
ワトフォードGKベン・フォスターだけでなく、他にもアンフィールドの雰囲気に魅了されている選手は多いはず。リバプールの選手たちをバックアップし、アウェイチームを畏怖に陥れるスタジアムに何度も足を運べる現地サポーターはなんとも羨ましい限りだ…
アンフィールドでの "You'll Never Walk Alone" 大合唱は何度も見ても素晴らしい…💕#YNWA #リヴァプール #プレミアリーグ
— LIVERPOOL × YNWA (@LIVFC19) February 13, 2022
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