異例の再抽選となったチャンピオンズリーグ・ベスト16組み合わせ。元々はRBザルツブルクとの対戦が決まり、サディオ・マネやナビ・ケイタ、南野拓実らにとって古巣対決となる試合にワクワク感が高まった。
しかし、運営の不手際により抽選結果にエラーが生じていたため、協議の上で再抽選が行われることに。1回目の結果は無効となり、2度目の抽選によって、リバプールは昨季セリエAを制覇したインテル・ミラノとの対戦が決定。
グループステージではACミランと対決しており、ふたたびサン・シーロに戻ることになった。1stレグの開催が近づいているタイミングで、インテルFWエディン・ジェコは、ASローマでチームメイトだったエジプト代表FWモハメド・サラーに言及し、冗談混じりに彼の成長を助けたと発言している。
「(モハメド・)サラーが今のようになる過程において、その一端でも手助けしたと言うべきかもしれないね。」
「ローマでは一緒に素晴らしい時間を過ごしたよ。彼が成し遂げたことは全てに値する、素晴らしい男だ。」
Daily Mail
今シーズン開幕前に、ベルギー代表FWロメウ・ルカクをチェルシーに売却したインテルは新たなセンターフォワードとしてボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWを獲得。同選手は35歳にも関わらず、32試合に出場しており、14ゴール7アシストと見事な数字を残しており、攻撃陣を牽引している。
直近の試合ではACミランとの直接対決に敗れ、次の試合でもナポリ相手に引き分け。上位陣との対戦で結果を得られなかったインテル・ミラノだが、今週木曜日(日本時間)にはホームでリバプールを迎え撃つ。
前評判ではリバプール優位とも伝えれる中、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWは、CLグループステージでのレアル・マドリードとの試合を引き合いに出し、チームの状態が上がってきており、大量得点を狙っていると口にしている。
「(チャンピオンズリーグでは)レアル・マドリードとは2試合互角に戦った。最初の試合は勝つべきだったが、今のレベルではなかった。」
「リバプールはいいチームだし、勝てる相手だけど、5点取ることもできる。僕たちはそれを試みるつもりだよ。」
Corriere Della Sera
リバプールはアウェイの地で複数得点を目指すインテル・ミラノFWを抑えながらも、確実に勝利を手に入れたいところ。ルイス・ディアスが加入し、負傷者が続々と戻ってきており、アフリカ選手権組も復帰。
南野拓実もベンチ入りすら難しい陣容を整えるリバプールだが、油断は禁物。シモーネ・インザーギ新監督の指揮で、安定的なパフォーマンスを見せ続けるインテルだけに、可能であれば1stレグで複数得点を奪い、試合をほぼ決めた状態でアンフィールドでの対決を迎えたい…