チャンピオンズリーグ・ラウンド16 インテル・ミラノ戦は、リバプールが2点リードのまま試合終了。アウェイの地で貴重な複数得点を奪い、ベスト8進出に向けて片足を踏み入れた同クラブは、来月9日に予定されるアンフィールドでの2ndレグに弾みをつけた。
この試合での注目ポイントは、18歳318日とクラブ史上最年少でCL先発出場を果たしたFWハーヴェイ・エリオット。長期離脱から先日復帰したばかりの若武者は、重要な1stレグで出場機会を得たものの、昨季セリエAを制覇したチーム相手に本来のパフォーマンスを披露できず、59分にナビ・ケイタと交代で退いた。
戦術にも優れ、今季も国内リーグで優勝争いを繰り広げるインテル・ミラノにおいて、経験豊富なハカン・チャルハノールやマルセロ・ブロゾヴィッチらホームチームの中盤に苦戦した印象が強いが、ユルゲン・クロップ監督はよい経験になったと選手のプレーぶりを擁護している。
「(ハーヴェイ・)エリオットはスペースでプレーする方が、より良いプレーができる。」
「彼はもともと攻撃的な選手だ。何度か本当にいい場面もあったが、もっといいプレーができるのはわかっている。」
「18歳にして、最も経験豊富なチームのひとつ、しかもイタリアのチームと対戦するのだから、そう簡単にはいかないよ。」
「彼にとって、とても重要な試合だった。」
まだまだ18歳。むしろ18歳とは思えないプレーぶりを披露していたのが異常だったのかもしれない。またイングランド以外のチームと対戦する機会はあまり多くなかったはずで、ましてや昨季のイタリア王者に苦しめられないわけない。
経験豊富で嫌らしいチームとの対戦で、新たな経験値を積んだイングランドU-21代表FW。今回の経験を元に、さらに大きく成長してくれるはず。今後のハーヴェイ・エリオットの進化に注目し続けたい…