リバプールが推進する若手投資は引き続き継続か。アカデミー・レベルではカイデ・ゴードンやマテウス・ムジアロウスキー、ボビー・クラークら将来有望な若きタレントを立て続けに獲得し、アカデミーで順調な成長を見せている。
RBライプツィヒからは22歳センターバックである元フランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテを獲得。ハーヴェイ・エリオットも3年前にフラムから獲得しており、いまでは貴重なファーストチームの一員となっている。
次世代リバプールを担う逸材を補強し続けているが、以前から噂に挙がっていたオリンピアコスMFアギブ・カマラに対して継続的に関心を持っているようだ。ナビ・ケイタとはギニア代表で先輩後輩関係にあり、両者ともアフリカネイションズカップに出場していた。
トップ下や左右のウイングを主戦場にする同選手だが、リバプールは複数回にわたりスカウティングを行っている。オリンピアコスのチーム事情に詳しい “ジャーナリスト” ノティス・チャラリスによれば、ACミランも含めてギニア代表MFが獲得候補として留まっている。
「アギブ・カマラは無から有を生み出すことができる選手のひとり。並外れた才能を持ち、チームに大きな違いをもたらす。だからこそ、リバプールやミランといったビッグチームが彼を好んでいる。」
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移籍金2000万ポンド(約28億円)とも言われており、今シーズンは30試合6ゴール5アシストを記録している。ギニア代表でも13試合で出番を得ており、しっかりと経験値を積んできている。
ただし、リバプールの最優先ターゲットは、フラムMFファビオ・カルヴァーリョ。同じくトップ下を主戦場とする若きイングランドU-18代表MFは、この冬の移籍市場において、リバプール移籍に近づいていた。
フラムとリバプールはその後も話し合いを続けており、交渉成立も時間の問題。補償金よりも高い移籍金を得たいフラムに対して、リバプールは他のクラブが触手を伸ばす前に、今季終了後に契約満了となる同選手をアンフィールドに迎え入れたい。
そのため、オリンピアコスMFアギブ・カマラがリバプールにやってくる可能性は限りなく低い。もしもフラムMFを逃した場合には動くかもしれないが、現時点では交渉自体は楽観視されており、決裂にはならないだろう。
はたして、20歳のギニア代表ミッドフィルダーは今夏にも新天地へと旅立つ可能性はあるのだろうか…?