遡ること3年前の2018/19シーズン。バルセロナとのチャンピオンズリーグ準決勝で語り草になっている勝ち越しゴールを決めたリバプールFWディボク・オリギ。一気にファンの心を掴んだベルギー代表FWは、続く決勝での優勝を確定づけるチーム2点目を奪い、飛躍のシーズンとなった。
しかし、フロントスリーの壁は厚く、安定的に好パフォーマンスを披露できずに、徐々に序列が下がっていく。まずは、日本代表FW南野拓実が加わり、その半年後にはポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが加入。
この冬にはルイス・ディアスも加わったリバプールにおいて、フォワード陣の中での序列は最下位。今シーズンはウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦で劇的なゴールを奪ったものの、プレミアリーグでのスタメン出場はなく、チャンピオンズリーグなどでも出番は限定的。
契約延長オプションは付いているが、リバプールが契約延長を行う素振りはなく、契約満了に伴うフリーでの退団が見込まれる同選手。『tuttomercatoweb.com』によれば、ナポリ(セリエA)がベルギー代表FWに関心を抱いている。
同クラブFWヴィクター・オシムヘンには、プレミアリーグからの関心が届いており、もしもビッグオファーが届いたときに備えて、リバプールFWの動向を追っているようだ。ナポリはナイジェリア代表FWを売却不可とはしておらず、金額次第で放出も検討すると伝えている。
ただし、売却が実現しなかった場合にもヴィクター・オシムヘンの隣でプレーできる能力を兼ね備えていると考えており、フリーで獲得できるベルギー代表フォワードに熱視線を向けている。
ディボク・オリギには、同じくセリエAで戦うACミランやユベントスが興味を持っていると報じるメディアもあり、ドイツやトルコのクラブからも関心が届く。真意のほどは明らかではないものの、ヨーロッパ中の数々のクラブが同選手の去就に注目を寄せている。
昨年の夏、またこの冬の移籍市場では売却を試みたリバプールだったが、適切な移籍先を見つけ出すことができずに、結果的に残留することに。ここ数年にわたり、放出候補として様々なクラブへの移籍が報じられてきた同選手が、ついにアンフィールドを退団するXデーが近付いている。
リバプールで通算167試合40ゴール16アシストの数字を残したベルギー代表FW。この夏には次なるクラブを探さなければいけないが、新しいクラブはどこになるのだろうか…?