先週末に行われたプレミアリーグでは、リバプールがノリッジ・シティ相手に逆転勝利を収めた一方で、マンチェスター・シティはトッテナム・ホットスパー相手に試合終了間際に勝ち越し点を奪われ、久しぶりの黒星を喫した。
年末年始に勝ち点を稼ぎ、国内リーグで単独トップを走っていたシティが今季もリーグ優勝かに思われたものの、前節での敗戦でリバプールが一気に差を詰めた。そして、延期分だったリーズ・ユナイテッド戦で快勝したリバプールは、その差を “3” まで縮めた。
アンフィールドで開催されたリーズ戦は、実力差を示した展開が続いた。前半から攻め込んだリバプールは2度のPKやジョエル・マティプの攻め上がりから3点リードを奪うと、後半も3点を決め、合計6点を奪い去った。
ディフェンス面でもほとんどシュートすら打たせずに、まさに完勝。負傷者も多いリーズ・ユナイテッドはなすすべもなく敗戦となった。これにより、勝ち点を “3” まで詰めたリバプールだが、いまだに4冠の可能性を残す。
今週末にはチェルシーとのカラバオカップ決勝が行われ、その後は試合途中まで苦戦したノリッジ・シティをふたたびアンフィールドに迎えてのFAカップ・5次ラウンドを控える。すべての試合に全力で挑むユルゲン・クロップ監督は、大勝したリーズ戦を振り返りつつも、次の試合に向けた準備を強調している。
「波に乗って、試合中の困難な時間帯をすべて乗り越えたのであれば、こうしたことも起こり得る。」
「3日間準備して、リーズ・ユナイテッドと他のチームとの違いがどれほど大きいかをしっかりと伝えられた。」
「起こり得る結果だったが、予想外でもあった。90分間ずっと、私たちに対してマンマーク・ディフェンスは本当に困難だ。」
「試合中、モハメド・サラーのすべての攻撃を防ぐことはできない。それがリーズの抱える問題であり、今回の結果に繋がった理由だね。」
「次のリーグ戦まで10日あるが、その期間中に全く異なる大会が2試合ある。1つは決勝戦、もう1つはチャンピオンズリーグのベスト16で、それぞれ異なる試合になるだろうから、それに対しても準備をしなければならない。」
「週末まで勝ち点差 “3” で、その後にはシティが勝って、勝ち点差 “6” になるだろう。もし僕らがすべての試合に勝てば、かなりの確率でチャンスはある。」
「周りの人たちにとっては、20点、30点の差があるより、3点、6点の差に収まっているほうがいいと思う。よりエキサイティングだが、難しい相手にもたくさん勝たなければならないため、難しい仕事になるはずだ。挑戦していくしかないね。」