今週末にチェルシーとのカラバオカップ決勝を控えるリバプール。ロンドン・ウェンブリーでのファイナルは、プレミアリーグ前半戦で優勝争いを繰り広げた両チームでの対戦となり、激しい試合になること必至だ。
リバプールにとっては、ディオゴ・ジョッタのコンディションや今大会でゴールを量産してきた日本代表FW南野拓実の出場の有無など注目ポイントは多い。そんな中、同じく注目を集めたのは、守護神が誰になるか?
アシスタントコーチを務めるペップ・リンダースは試合に先駆けて記者とのプレスカンファレンスに臨み、トレーニングで問題さえなければ、若きGKクィービーン・ケレハーが決勝の大舞台でゴールマウスを守ると明言した。
「(クィービーン・)ケレハーがいい例だ。トレーニングがうまくいけば、彼は決勝戦に出場することになるだろう。このことは、私たちのクラブの若いゴールキーパー全員に道が開かれていることを示しているよ。」
「若いゴールキーパーでも、時間をかけ、多くのトレーニングを積み、ステップを踏めば、決勝に進出することは可能なんだ。」
また、過去にはU-16チームを率いていた頃に加わったアイルランド代表GKについて回顧し、当時の同選手と現在の同選手との差を振り返る素振りを見せている。
「彼と契約した時、私は16歳以下のチームのコーチだった。」
「私のチームに入ってきて、今、本当に高いレベルで見せているものすべてを最初から見てきた。」
リバプールで唯一スタメン出場が確定したリバプールGKクィービーン・ケレハー。同じくプレスカンファレンスに参加したクラブのキャプテンであるジョーダン・ヘンダーソンも若きゴールキーパーの能力に期待しており、チェルシーとの決戦は忘れられないものになるとコメントしている。
「(クィービーン・)ケレハーは傑出しているよ。素晴らしい若者で、とても冷静。」
「おそらく世界最高のキーパーから学んでいるわけで、それが彼の助けになっているはずだ。いつも冷静沈着で、僕はそれがとても好きなんだ。」
「彼にとっては大きな瞬間になるだろう。」
すでに本人には伝えられいたかもしれないが、スタメンが明言される前の時点。まだ出場できるかすらわからなかったクィービーン・ケレハーはファイナルで出場する可能性についてコメントを残しており、通常の試合と変わらずに臨みたいとの気持ちを明かしている。
「他の試合と同じように、リラックスして落ち着いて準備したいと思います。緊張もするだろうが、少しの緊張は良いことだね。」
The Telegraph