レスター・シティで、プレミアリーグ優勝を経験。ミラクル・レスターを達成したメンバーの一員で、献身的なアップダウンで攻守両面においてチームに貢献。32歳になった現在も、豊富な運動量に加えて、激しいプレーでチームを鼓舞し続けている。
同クラブでは、現時点で通算279試合18ゴール44アシストと見事な数字を残している元イングランドU-21代表ミッドフィルダーは、若かりし頃にチームメイトとしてともに戦った現リバプールMFジェームズ・ミルナーの練習に取り組む姿勢に感銘を受けていたようだ。
「サッカー関連の情報には疎いんだけど、ジェームズ・ミルナーを初めて見て、”ワォ、ほんとに献身的で、本当によく働くんだな” って思った最初の選手だった。」
「彼が何時にジムを後にするかは神にしか分からない。毎朝も一番乗りで、自分自身をケアすることに全力を注いでいた。」
「ただ現れて、トレーニングして、家に帰るだけではない。ジェームズ・ミルナーは、私が見た中で初めてそう思った選手だったんだ。」
Sky Sports
ふたりはミルナーが2010年にマンチェスター・シティ移籍を果たすまでの短い期間だけだが、アストン・ヴィラのトップチームで時間をともにしていた。若手選手として模範とも言える選手に出会えたことが、30歳を超えてもなお20代の選手に負けないプレーを続けられている要因だろう。
ジェームズ・ミルナーは一方で、36歳とベテランの領域に足を踏み入れている。今シーズンは試合終盤で勝ちを確定させるために途中投入されることが多いが、右サイドバックでもスタメン出場する機会もあるなど、どんなポジションでも出場すれば安定的なプレーを披露するプロフェッショナルぶり。
ユルゲン・クロップ監督ももう1年アンフィールドに残留してくれることを望み、すでにリバプール側は1年間の契約延長をオファー提示しているとか、していないとか。年齢に逆らうが如く、変わらないパフォーマンスを見せており、契約延長にも頷ける。
リーズ・ユナイテッド、アストン・ヴィラ、ニューカッスル・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプールとプレミアリーグのクラブを渡り歩いた元イングランド代表ミッドフィルダーは、マーク・オルブライトンだけじゃなく、リバプールの若手にも大きな影響を与えている。
ピッチ上でのプレーだけじゃなく、メンタルや練習への取り組み方などさまざまな面で学べることが多い。そして、選手としても息の長い選手になるためにも、日々のケアは欠かせない。まさにプロ・サッカー選手のジェームズ・ミルナーには、最低でもあと1年リバプールで躍動してもらいたい…