近年ではトップチームでも試合に出場しているハーヴェイ・エリオットやカイデ・ゴードン、ビリー・クメティオらを獲得。昨年にはニューカッスルからボビー・クラークを補強し、アカデミーをさらに充実させるために動き続けている。
それでも、リバプールのアカデミー強化の手は止まらない。『Daily Star』によれば、スコティッシュ・プレミアシップのレンジャーズFCに所属するスコットランドU-17代表FWローリー・ウィルソンに強い関心を寄せている。
弱冠16歳ながらも、レンジャーズのユースチームで今季40ゴールを奪っており、その得点力の高さをいかんなく発揮。リバプールのみならず、マンチェスター勢やニューカッスル・ユナイテッド、リーズ・ユナイテッドもスカウトを送り、同選手の成長を見守っている。
ローリー・ウィルソンは所属クラブからプロ契約を提示されているものの、レンジャーズと契約を結ぶつもりはなく、プレミアリーグクラブへの移籍を希望している。プロ契約前のため、30万ポンド(4200万円)程度の補償金を支払う必要があるが、イングランドのクラブにとってはバーゲンとも言えるほどの金額だ。
リバプールはレンジャーズのライバルチームであるセルティックに所属し、同じくスコットランドU-17代表に選出されているMFベン・ドークにも関心を見せており、『The Athletic』によれば、契約締結は近いと報じられている。
若き逸材獲得には熾烈なレースを勝ち抜かなければならないが、リバプールはスコットランドから将来有望な若手選手をアンフィールドに迎えることができるのだろうか…?