4冠に向けてひた走るリバプール。FAカップ準決勝ではマンチェスター・シティを下し、チェルシーとの決勝進出が決定。プレミアリーグでは、マンチェスター・シティとの直接対決を引き分けで終え、いまだに熾烈な争いが繰り広げられている。
チャンピオンズリーグでは、曲者ビジャレアルとのホーム&アウェイが待ち受ける。いまだに4冠の可能性を残すリバプールは、シーズン終盤に向けて中3日での連戦が続く。まさに全員の力が必要なる偉業に向けて、ここに来て、リバプールは本来の勝負強さを取り戻してきた。
ディフェンスリーダーとして、ハイラインをコントロールするオランダ代表DFフィルジル・ファンダイク。今季からRBライプツィヒから加入した元フランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテの能力や姿勢を評価する一方で、まだ改善すべきことがあるとも強調している。
「彼も年齢の割にはかなり印象的なプレーを見せているね。」
「とても成熟しているが、まだ学ぶべきことがたくさんある。誰もがまだ向上できる。彼はとても良いメンタリティを持っていて、日々学び、向上したいと思っている。新しく入ってきた選手たちがうまく適応してくれていることが嬉しいんだよ。」
「ルイス・ディアスは、(マンチェスター・シティ戦の)前半も信じられないようなインパクトを残した。僕らはこの調子を維持していくよ。シーズン終了まで全員が必要なんだ。」
恵まれた体格に加えて、走力も兼ね備える。前線へのパスやロングフィードも正確な現代的なセンターバック。対人守備でも脅威的な強さを見せ付けており、最近はコーナーキックからの流れで得点を重ねており、ゴール前でも覚醒し始めた。
ポジショニングや守備対応、ボール運びなどまだまだ改善の余地はある。それでも、イングランド代表復活を目指す同僚DFジョー・ゴメスを差し置いて、序列で3番手を確保している元RBライプツィヒDFは未来のディフェンスリーダー候補だ。
世界的なセンターバックであるフィルジル・ファンダイクからさまざまなことを学び、最終ラインでのリーダーシップを身につけられれば、世界でも最高峰のセンターバックのレベルまで上り詰めることができるはず。
今後もその能力の高さでディフェンスに貢献する元フランスU-21代表ディフェンダーは、4冠を目指すクラブを支えつつ、個人としてもさらなる飛躍の年になり得るだろうか…?