イングランド代表MFジュード・ベリンガムのリバプール移籍を報じるニュースは、定期的に流れ続けている。ただし、他のメガクラブも獲得を目指す逸材だけに、移籍金の高騰が噂されており、資金力に乏しいリバプールが補強できるかはいささか疑問が残る。
今シーズン終了後には、同じくボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランドがマンチェスター・シティに移籍。同時期にレギュラープレーヤーを2人も失いたくないドルトムントは、今夏の移籍市場での放出を完全否定しており、争奪戦は来季以降に持ち越しとなっている。
そんなクラブ方針にも関わらず、リバプールが “ベリンガム” 獲得に近づいてるようだ。『The Mirror』によれば、バーミンガムに所属する若きイングランドU-17代表MFジョーブ・ベリンガムに関心を寄せており、獲得レースの先頭を走っている。
ジョーブ・ベリンガムは、ドルトムントMFジュード・ベリンガムの実の弟であり、兄と同様にバーミンガムのアカデミーで成長を遂げている。今シーズンはトップチームの試合にも出場しており、チャンピオンシップとFAカップで合計3試合でプレー経験を積んだ。
恵まれた体型に加えて、高い運動神経。兄にも似ているダイナミックなプレースタイルで、攻撃的ミッドフィルダーとして活躍。左ウイングやセンターフォワードでもプレー可能であり、そのポテンシャルは数多くの関心を引き寄せている。
リバプール以外にも、マンチェスター・シティやニューカッスル・ユナイテッドらも興味を示す中、所属クラブのバーミンガムは残留を促すためにも説得を試みている。16歳の現時点ではプロ契約を結べないため、17歳になった時の契約内容なども含めて交渉を進めているようだ。
しかし、実の兄がドイツの強豪クラブで成功を収めており、ビッグクラブ移籍も魅力的に映っている可能性がある。ドルトムントほどの出場機会は得られないものの、練習環境や周りのチームメイトなどのレベルは格段に上がり、自らの成長を促すかもしれない。
はたして、兄と同様に将来を嘱望される若きミッドフィルダーは、どのような決断を下すのだろうか。もしも移籍すると選択した場合には、その移籍先がリバプールであることを期待したい…