2023年までリバプールと契約を結んでいるセネガル代表FWサディオ・マネだが、今シーズン終了後に契約更新に向けた話し合いがなされるかに見えた。しかし、チャンピオンズリーグ決勝を前に事態が急変。バイエルン・ミュンヘン移籍の可能性を伝える報道が飛び交っている。
現時点では、レアル・マドリードとのUCLファイナルに備え、大一番に集中している。クラブにとって、7度目となるビッグイヤーを獲得することを目指すとした上で、同決勝が終わり次第、自身の去就について発表するとコメントを残していた。
「優勝して7度目のトロフィーを得るのは、確実に特別なことだ。この質問(将来について)には、チャンピオンズリーグが終わってから答えようと思っている。チャンピオンズリーグ後に答えるつもりだよ。」
Sky Sports
エジプト代表FWモハメド・サラーが来シーズンも残留する意思を示す一方、今後について濁したことで、不穏な空気が流れた。そして、ドイツ紙が続報を出し、その移籍の可能性が高まっている事実を報じている。
『Bild』によれば、サディオ・マネはリバプールとの契約延長を拒否し、バイエルン・ミュンヘン加入に向けてプッシュする見込みのようだ。同選手にとって、2度目となるチャンピオンズリーグ優勝を置き土産に、すでに視線はドイツを向いている。
6年間過ごしたリバプールから去り、新たなチャレンジを希望していると伝えられており、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの去就が不透明になっているバイエルン・ミュンヘンが新しい挑戦の舞台になるかもしれない。
さらには、リバプールもセネガル代表FWが契約更新に応じるとは考えておらず、今後の対応についてはユルゲン・クロップ監督の手に委ねられる。2023年までの契約を全うさせ、来シーズンもクラブに残留させるか、今夏の移籍市場で売却するか判断が迫られている。
バイエルンは、残り1年の契約期間および30歳という年齢を考慮し、2750万ポンド(約38.5億円)を準備しており、これ以上支払うつもりはない。奇しくも、バイエルンからリバプールに移籍したスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラとほぼ同額の移籍金になる。
もしも今回の報道が事実ならば、通算268試合120得点48アシストを決めているフォワードがいなくなり、その役割はこの冬に加入したコロンビア代表FWルイス・ディアスに委ねられることに。サディオ・マネほどの決定力はまだなく、ゴール前での冷静さやシュートの正確性がさらに求められそうだ。
はたして、セネガル代表フォワードはアンフィールドから離れるのだろうか…?チャンピオンズリーグ決勝後、同選手の発言に注目が集まる!