ロシアからフランス・パリに会場を変更して行われたチャンピオンズリーグ決勝戦。勝ち上がったのは、リバプールとレアル・マドリード。両者の対戦は、2017-18シーズンの再戦となり、中でもセルヒオ・ラモスに負傷させられたエジプト代表FWモハメド・サラーはリベンジに燃えていた。
しかし、レアル・マドリードはトッテナム・ホットスパーのような試合を展開。両サイドバックは基本上がらずにスペースを埋め、中盤3枚も引いて守り、ペナルティエリア内を固めた。リバプールは自慢のサイドバックからのクロス精度が本来のレベルになく、ゴール前に人数を置くスペイン王者を崩すに至らず。
何度か訪れた決定機も、ベルギー代表GKティボー・クルトワのファインセーブに阻まれ、無失点で試合を終えた。先週のプレミアリーグ最終節で順位をひっくり返せず、さらにはUCL決勝での敗戦には、リバプールMFジョーダン・ヘンダーソンも流石に耐えきれないようだ。
「今は要因を分析し、すべてを受け入れるのは難しい。でも、休暇を過ごしているときに、このシーズンが特別なものであったことに気づけることを祈っているよ。」
「選手としては、本当に難しいことだ。壊滅的な敗北の直後で評価するのはとても困難なことなんだ。」
「我々は常に正しい方法で対応してきたし、今回もそうすることができると確信している。」
The Mirror
ジョーダン・ヘンダーソン自身も年齢を重ね、小さな負傷が増えてきた。スタミナも年々衰えており、シーズンを通してのフル稼働はできない。重要な場面のキャプテンシーは見事だが、クラブにとって後継者の獲得は必須課題だ。
サディオ・マネにも退団の可能性が生じており、チームの再編成が必要なこの夏。新たな新戦力を迎え入れて、2年連続で大金を投下した大型補強を敢行したマンチェスター・シティからプレミアリーグ王者の座を奪い、ビッグイヤーを手に入れるシーズンを堪能したい…!