今シーズン中に契約更新オファーを受けていた元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーには、プレミアリーグやアメリカから複数年契約でのオファーも届いており、時間をかけて自らの去就について考える日々を過ごした。
プレー時間を確保するためには、またより多くのお金を得るためには、別クラブに移籍するのが正解だった。それでも、ジェームズ・ミルナーは給与減額を受け入れ、リバプールと1年契約に合意し、来季も中盤にエネルギーを注入する。
今シーズンは4冠も狙える位置にいたものの、最後の最後で力尽き、プレミアリーグやチャンピンズリーグはそれぞれ、マンチェスター・シティとレアル・マドリードに敗れた。シーズンを振り返りつつも、リバプールとの新たな契約に対して、元イングランド代表ミッドフィルダーは喜びを口にしている。
「もう1シーズン滞在できることになり、とても嬉しいよ。」
「このクラブでプレーすることを当たり前だと思ったことは一度もないし、これからもそうなることはない。」
「僕にとって最も重要なのは、自分がまだチームに貢献できると感じられていること。監督も自分の考えをはっきり言ってくれたし、それが契約延長の大きな要因になった。」
「最終的には、家族の協力も得て、チームメイトはもちろん、監督やコーチなど、クラブにいる人たちの質の高さを信じての決断だった。それに、AXAトレーニングセンターの心臓部である素晴らしいトレーニンググラウンドのスタッフたち。メディカルルーム、スポーツ科学、用品部門、栄養管理、食堂、オフィススタッフなど。すべての人々が、チームを作り上げている。」
「自分の役割を果たせるのであれば、簡単に辞めるわけにはいかない。」
「昨シーズンは、望んでいたような結末にはならなかったが、素晴らしいシーズンだった。でも、正直なところ、それによって僕たちはもっと成功を収めたいと願うようになると思う。パレード後、そのことを実感し、僕の決断にも影響を与えた。ユニークなクラブだよ。」
「いまは契約が成立し、みんなと一緒に集中力を高めて、また動き出すことを楽しみにしているんだ。素晴らしいドレッシングルームの一員になることができるんだ。」
LFC公式サイト
長らくクロップ・サッカーを支え続け、プレー面だけじゃなく、練習への取り組みなどあらゆる面でプロフェッショナルとして存在感を発揮。若手選手にも好影響を与えており、世代交代を狙うクラブでも重要な役割を担っている。
クラブや家族らとの話し合いの末に、新たなシーズンもアンフィールドで過ごすことが決定したジェームズ・ミルナー。ピッチ上で見せる激しいプレスやタックル、ピッチ全体を走り回る脅威の運動量と、いまから新シーズンが楽しみすぎる…