6年もの間、リバプールの攻撃陣を引っ張り続けたセネガル代表FWサディオ・マネが今夏での退団を希望。ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが退団濃厚なバイエルン・ミュンヘンが交渉を続けており、ドイツ移籍が限りなく近づいている。
さらに、エジプト代表FWモハメド・サラーも契約延長合意の匂いがしない。2023年までは残留を明言している同選手だが、要求している給与額を下げるつもりはなく、クラブ側も給与体系を大幅に崩すような金額を満額支払うつもりはない。契約更新に向けた交渉は平行線のまま進展が見られていない。
ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノも年齢を重ね、今シーズンは小さな負傷が多く、今後もフルシーズンを万全の状態で戦い抜くことは難しそうだ。年齢による世代交代に加えて、選手たちの希望も相まって、フォワード陣の入れ替えが必要になっているリバプールは、様々なアタッカーに関心を示してきた。
『Daily Mail』のドミニク・キング記者によれば、リバプールはチャンピオンズリーグでも対戦したベンフィカに所属するウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスへの巨額のオファーを準備しており、選手本人もアンフィールド移籍を希望しているようだ。
Liverpool want to sign Darwin Nunez and are prepared to smash their transfer record to get him. Nunez keen on Liverpool, Man United and Atletico Madrid also interested in him. 🔴
— Dominic King (@DominicKing_DM) June 8, 2022
今シーズンに一気に覚醒したダルウィン・ヌニェスは、全大会を通じて41試合34得点を記録。リバプールとのCL準々決勝でもホーム&アウェイの両試合でゴールを陥れ、一躍ヨーロッパでも有望なストライカーに名乗りを挙げた。
『Record』によれば、リバプールはさらなる進んだ動きを見せ、8500万ポンド(約119億円)にも達する移籍金での獲得オファーを提示したと報じている。オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクでさえ、7500万ポンド(約105億円)で獲得しており、クラブ史上最高額での補強になるかもしれない。
マンチェスター・ユナイテッドやアトレティコ・マドリードも争奪戦に参戦している人気銘柄で、移籍金が高騰するのは致し方ない。それでも、8500万ポンド(約119億円)は法外だ。ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの高額な売却益があった時代とは異なり、リバプールがそこまで資金を投入できるかは正直わからない。
守備的ミッドフィルダーも獲得せねばならず、フォワードだけに一点投資はできない現状だけに、この金額での補強はマンチェスター・ユナイテッドくらいにしかできない芸当。ウルグアイ代表フォワードへの関心がホンモノのようだが、補強に費やす金額は交渉が続くことだろう。
強さや高さも兼ね備えたセンターフォワードタイプでもあるダルウィン・ヌニェスは、来季アンフィールドでプレーしているのだろうか…?