リバプールが本腰を入れて獲得を目指すベンフィカ所属のウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。ウルグアイ国内のCAペニャロールから、2019年の夏にアルメリア(スペイン)に入団。同クラブでは、1シーズンの在籍ながらも32試合16ゴールを記録していた。
その翌年には、ベンフィカに引き抜かれて、ポルトガルに新天地を求めた。加入初年度は、コロナ感染やハムストリングを痛めた影響もあったのか、国内リーグで28試合5得点と物足りない数字に終わった。
しかし、今シーズンに一気に覚醒。プリメイラ・リーガでは28試合26ゴールを挙げ、チャンピオンズリーグでも10試合6ゴールと大爆発。今季の成績により、注目の若手選手に躍り出たウルグアイ代表ストライカーには、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドが関心を示している。
サディオ・マネの退団が濃厚で、モハメド・サラーとの契約更新交渉も難航しているリバプールは本気で獲得を狙っており、破格の金額で正式オファーを提示。同選手もアンフィールドでのプレーを希望しており、5年契約を結ぶ見込みだ。
そんなダルウィン・ヌニェスの才能にいち早く気付いていたのが、ウルグアイ代表の先輩で、元バルセロナFWルイス・スアレス。今季はアトレティコ・マドリードを離れ、フリーな状態が続く同ストライカーだが、バルセロナに所属していた当時にクラブに対して、ウルグアイ代表の後輩をオススメした過去を明かしている。
「ダルウィン・ヌニェスがアルメリアにいたとき、僕はバルセロナに推薦していた。」
「僕は15年の国際経験があり、フォワードのことなら何でも知っている。」
「そして彼らには、”この選手に注目しろ。彼はとてもいい選手で、面白いものを見せてくれる!” と言ったんだ。」
「バルセロナは彼がアルメリアにいること、そして若すぎると言われたよ。」
実際にバルセロナに移籍していたら、レギュラーを掴めずに退団していた可能性も高い。近年は財政難に苛まれる同クラブだけに、ここまでの活躍を見られずに放出の対象になってしまっていたかもしれない。
次世代を担う大型フォワードは、プレミアリーグ上陸を果たすのか?そして、移籍先がリバプールで決定するのだろうか…?
さらには、ディエゴ・フォルランやルイス・スアレス、エディンソン・カバーニらの系譜を継ぎ、世界的なストライカーになれるだろうか..?