リバプールからそれほど遠くないレクサムに生まれた若きDFオーウェン・ベック。今シーズンは、U-23チームの一員としてプレミアリーグ2で20試合に出場し、U-19チームでもUEFAユースリーグで6試合に出場を果たした。
プレー時間こそ少ないが、リーグカップでもファーストチームと一緒に2試合に出場しており、多くのトレーニングをトップチームとともにこなしている。アンディ・ロバートソンやコスタス・ツィミカスに次ぐ、3番手の左サイドバックの位置付けで、非凡なポテンシャルを有する。
しかし、リバプールではスコットランド代表キャプテンとギリシャ代表ディフェンダーの壁が厚く、その出場機会は限定的。レギュラーとしてのプレー時間を確保するためにも、ウェールズU-21代表DFはローン移籍を検討していると、『Goal』のニール・ジョーンズ記者が明かした。
他にも、若手のレイトン・クラークソンやセップ・ファン・デン・ベルフ、リース・ウィリアムズもレンタル移籍を視野に入れており、チャンピオンシップやEFLリーグ1に所属するクラブへの加入が現実的とも報じられている。
さらには、右サイドバックのバックアップとして、スコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイ獲得に迫っているリバプールにおいて、同じく右サイドバックを本職にする北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーも別クラブでのプレーを希望するかもしれない。
ただし、プレシーズンキャンプを前に決断することはないはずだ。まずはキャンプに合流し、トップチームとの練習に励むことになる。その中で、今季もチームに留まり、U-23を中心に活躍するか、他のクラブに移籍してプレーするかをコーチ陣とともに考えていく。
はたして、オーウェン・ベック含め若き逸材たちは、どのようなキャリアを歩むのだろうか…?