6年過ごしたリバプールからブンデスリーガ王者バイエルン・ミュンヘン移籍が決定したセネガル代表FWサディオ・マネ。2023年までの契約を前に移籍志願した同ストライカーは、同じような状況で退団濃厚なポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに代わる得点源として期待される。
辛辣なコメントを残す解説者もいるが、サポーターたちの多くは感謝の気持ちで、やるせない気持ちとともに長年得点を重ね続け、一時代を築いたセネガル代表エースの退団を見送った。レジェンド級の活躍で、チャンピオンズリーグおよびプレミアリーグ制覇に導いた貢献は忘れることはない。
サディオ・マネも決してリバプールが嫌いになったから退団したわけではない。給与の低さはトッププレーヤーにとって残留を決めるには大きな要因を占め、さらにはFAカップやリーグカップも制覇し、新たなチャレンジを求めるのも自然な流れと言える。
依然として、リバプールでの生活を愛する同選手は、LFC公式サイトと最後のインタビューに応じた。その中で、サポーターやクラブに対して心温まるメッセージを残す一方で、自らをリバプールのNo.1サポーターであると発言している。
「リバプールを去る人が誰であれ、あの世界でもベスなサポーターたちと会えないのは、寂しくなると思う。『マネ!ウイングを駆け抜けて!』と、僕のソングを歌うときは別格だ。僕はあまりうまく歌えないんだけどね(笑)。もちろん、本当に楽しい時間を過ごしたし、彼らはほんとにすごい…適切な言葉が見つからない。」
「アンフィールドでプレーするたびに、ファンから大きなパワーをもらえる。だから、彼らを寂しく思うだろうし、とにかく彼らを愛しているよ。そして、いつかアンフィールドに戻ってきて、彼らに対して挨拶して、試合を観戦したいね。サポーターを除けば、僕は1番のリバプールファンだからね。」
「(リバプールの試合を見ますか?)ええ、もちろんだよ!毎試合ね!ミュンヘンでの試合の後は、必ずドレッシングルームでリバプールを見るよ。だって、今後もリバプールのナンバーワンのファンであり続けるつもりだからね。」
「僕はただ、彼らに幸運を祈りたいし、見守っている。そして、間違いなく彼らはさらに良くなる。なぜなら、私は彼らを知っているからね。素晴らしい選手、素晴らしい才能、素晴らしいチームとしての成熟や態度…もちろん、リバプールはさらに良くあり続けるだろう。」
「ありがとう、ありがとう。みんな、ありがとう!まだたくさんの愛がある。さようなら、みんな最高だ!」
今シーズンはセンターフォワードでもプレーが多くなったが、見事に新たなポジションに適応。普段の試合での存在感の大きさはもちろんだが、重要な試合でもきっちりとゴールを決め切る勝負強さは、ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスらに受け継がれることになる。
ブンデスリーガでの活躍を祈りつつも、真剣勝負でリバプールに立ち向かうセネガル代表フォワードのプレーも見てみたいのが本音。近い将来、チャンピオンズリーグでリバプール対バイエルン・ミュンヘンは実現するだろうか…?