セルティックとミドルズブラが、“リバプールで出場機会なし” 元プレストンDFベン・デイヴィス獲得に関心?

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Celtic and Middlesbrough interested in signing former Preston defender Ben Davies, who has "no chance of playing for Liverpool"? チーム

2020-21シーズンは、リバプールにとって呪われたシーズンとなった。オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクが長期離脱で欠場を余儀なくされると、直後にはイングランド代表の練習中にジョー・ゴメスも同じく長期離脱が決定。

元カメルーン代表DFジョエル・マティプもそれまでの負傷癖が抜けず、その夏にクロアチア代表DFデヤン・ロブレンを放出していたこともあり、レギュラークラスのセンターバックがいなくなる緊急事態に見舞われた。

ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンら本職の中盤選手たちに加えて、若手DFナサニエル・フィリップスやリース・ウィリアムズらが代役を務めた。シャルケからはトルコ代表DFオザン・カバクをローン移籍で獲得し、なんとか乗り切ったリバプールだが、同時期にはもうひとりディフェンダーを補強していた。

選手の名前は、ベン・デイヴィス。2021年2月にプレストン・ノースエンドから加わったセンターバックだが、戦力が整わない中でも試合で起用されることがなく、緊急補強にも関わらず出場した試合数はまさかの “0”。

昨季はフランス代表DFイブラヒマ・コナテが加入したことで、さらに序列は下がり、シェフィールド・ユナイテッドに1年間のレンタル移籍。絶対的なレギュラーにこそなれなかったが、シーズンを通じて22試合に出場し、プレー時間を確保した。

『Liverpool Echo』によれば、今夏限りでの退団が噂されるベン・デイヴィスに対して、セルティックとミドルズブラが関心を示している。リバプールは移籍金として400万ポンド(約5.6億円)を見込み、両クラブとの話し合いを進めているようだが、正式なオファーはまだ届いていない。

日本人選手も数多く在籍するセルティックは、昨季スコティッシュ・プレミアシップを制覇。同クラブは昨夏にも獲得を狙っていると言われており、チームを率いるアンジ・ポステコグルー監督のお気に入りであることは間違いなさそうだ。

チャンピオンシップで戦うミドルズブラは、昨季7位に終わり、惜しくもプレーオフ進出を逃した。新シーズンこそプレミアリーグ昇格を心に誓うクラブは、チャンピオンシップで経験豊富なセンターバックに目を付けている。

2025年までリバプールと契約を結ぶ同選手だが、イングランド代表復帰を目指すジョー・ゴメスの去就に構わず、今夏での退団は既定路線だろう。ふたたびのローン移籍は考えにくく、売却先を探している。

はたして、リバプール加入以来、半ば戦力外扱いを受け続けるベン・デイヴィスの新天地はどこになるのだろうか…?

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