RBライプツィヒからリバプール加入以来、度重なる負傷に悩まされて、安定的に良いパフォーマンスを披露できていなかったギニア代表MFナビ・ケイタ。期待の大きさからそのプレーぶりに落胆することも多かったが、昨シーズンはアンフィールドで過去最高のシーズンを過ごした。
ジョーダン・ヘンダーソンが年齢を重ねて、休ませながらの起用になったこともあり、出番が増えたギニア代表MF。一度だけ怪我で戦線離脱があったが、懸念だった負傷癖は鳴りをひそめ、全大会を通じて40試合に出場を果たした。見事なボレーシュートを決めた試合もあり、4冠を狙ったクラブの躍進を支えた。
昨季前には、放出候補として報じられることも多かった元RBライプツィヒMFはだったが、立場が劇的に改善。2023年まで契約を結ぶリバプールは、ジョー・ゴメスとともにナビ・ケイタとの契約更新に向けた話し合いを優先に取り組んでおり、残留を強く希望している。
かつてイングランド代表にも選出され、リーズ・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーでも活躍したGKポール・ロビンソンは、復調したギニア代表MFに言及。同選手との契約延長は必ず締結しなければならないと、持論を展開した。
「昨シーズン、彼は多くの試合に出場し、良いプレーをしていた。彼には本当に感心しているよ。」
「サディオ・マネがいなくなり、モハメド・サラーとロベルト・フィルミーノらの契約が1年しか残っていないことを考えると、ナビ・ケイタを残すことが重要だ。チーム内にあまり大きな動揺を与えないようにしないとね。」
「ナビ・ケイタは今年、みんなが期待していたよりもずっといいプレーをしていた。ほんとに素晴らしいプレーを披露したと思う。」
「私の目には、彼をキープすることがとても大切だ。彼はずっと良くなっているね。」
「昨年、彼らはジョルジニオ・ワイナルドゥムを失い、彼の代わりをしなかったことを忘れてはならない。彼らはもう一人失う余裕はないんだ。」
Football Insider
ただし、レギュラー争いは激しい。ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラの他に、ハーヴェイ・エリオットやカーティス・ジョーンズ、ジェームズ・ミルナー、さらには新戦力ファビオ・カルヴァーリョもおり、中盤の陣容は揃っている。
退団濃厚と言われたアレックス・オックスレイド=チェンバレンも残留に近づいており、バックアップも整っている。はたして、ナビ・ケイタは契約更新を結んだ上で、昨季を上回るパフォーマンスを披露するに至るだろうか…?