昨シーズンは右ウイングからインサイドハーフにコンバート。プレシーズンから際立ったパフォーマンスを見せ付け、プレミアリーグ開幕戦で出番を少し得ると、第2戦目バーンリー戦からはスタメンに抜擢され、チェルシー戦でも見事なプレーぶりで起用に応えた。
しかし、ここで悪夢が襲う。続くリーズ・ユナイテッド戦で大怪我を負い、長期離脱が確定。思ったよりも早い復帰となったが、翌年2月に復活を遂げるも、シーズン序盤で見せたパフォーマンスが戻り切らず、シーズン終盤にはベンチ外で過ごす試合も増えていった。
負傷の影響もあったが、尻窄みとなったシーズンのリベンジを誓うのが、イングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオット。中盤の主力組が30歳以上も多く、フル稼働が難しいからこそチャンスは多くなる可能性もあり、元フラムMFは新シーズンに向けて、首を長くして待っているようだ。
「昨シーズンの終盤の悔しさを思うと、(新シーズンが)待ちきれない。」
「早く(あの場所に)戻って、みんなと一緒にがんばりたい。そして、また素晴らしいシーズンを締めくくれるように、さらに努力を重ねていきたい。」
「シーズン中はハードワークが続くが、またこのユニフォームに袖を通して、リバプールのためにプレーできることがとても楽しみだ。」
「誰もが知っているように、リバプールは子供の頃から好きなクラブだから、このユニフォームを着てプレーするのはいつだって楽しい。ただただ、楽しみにしているんだ。」
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あらゆる攻撃面での能力を持ち合わせており、中盤に移ったことで守備面でも献身性が増した。プレー強度や “自分らしさ” をもっと出さなければならない反面、昨季プレミアリーグでの経験を積んだこと、また長期的なリハビリで精神的にも成長を遂げた。
プレシーズンを通して、直接的なライバルであるナビ・ケイタやジョーダン・ヘンダーソン、チアゴ・アルカンタラ、カーティス・ジョーンズらとのポジション争いを勝ち抜き、レギュラーとしての地位を手に入れることができるのか…2022-23シーズンにおけるハーヴェイ・エリオットには第注目だ!