2015年にチャールトンからリバプールに加入したジョー・ゴメス。当初は左サイドバックでのプレーを任され、その後はトレント・アレクサンダー=アーノルドとの併用で、右サイドバックを経験。20219-20シーズンには本格的にセンターバックにポジションを移し、プレミアリーグ優勝で中心的な役割を担った。
2020-21シーズンには代表での練習中に大怪我を負い、シーズンをリハビリに費やした。昨シーズンはその影響からか、プレシーズンからコンデションが整わずに、センターバックの序列で4番手まで下がってしまい、ほとんどをベンチで過ごした。
現行契約が2024年までと残り2年を切った段階で、アストン・ヴィラが出場機会確保に悩むジョー・ゴメスに強い関心を寄せる中、リバプールは同選手との契約更新に力を入れた。そして、ついに、25歳のセンターバックとの契約延長にたどり着いた。
契約期間は2027年まで。長期契約を結んだ元チャールトンDFは、移籍が取り沙汰される中で契約更新にサインをした背景を語り、簡単な決断だったと振り返っている。
「僕にとっても、家族にとっても、特別な瞬間だ。また、幼少期の夢の一つであり、当たり前だとは思っていない。」
「僕の目には、おそらく現時点で世界最高の、いや、世界一のクラブのひとつに映っている。ここでのプレーを延長する機会を得たことは、本当に簡単な決断だった。」
「もちろん、加入してからだいぶ時が経つが、全体から見ればまだ若いと思っているし、これからが一番いい時期なんだ。まだまだ学ぶべきことはあるし、そのための時間もあるね。」
「監督やコーチングスタッフ、チームメイトとともに、最高の年月を過ごすための基盤がここにあると思う。」
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フィルジル・ファンダイク、ジョエル・マティプ、イブラヒマ・コナテ…熾烈なポジション争いが待ち構えているが、プレミアリーグを制覇したシーズンのようなベストプレーを披露し続け、ふたたびレギュラーに定着できるのか。
さらには、カタールW杯において、イングランド代表復帰なるか。すでに開幕しているプレシーズンでのプレーぶりに注目し、誰がオランダ代表DFの相棒の座を掴むか、ドキドキしながらも新シーズンを待ちたい…