2020年にサンパウロからオランダの名門アヤックスに加入したアントニー。右ウイングを主軸に、左足でのカットインからのシュートや右足で切り込んでクロスでチャンスに絡み続け、昨季は32試合12得点10アシストと大活躍。
2021年にはブラジル代表にもデビューを飾っており、今夏にもステップアップが噂されている。最有力にはエリック・テン・ハフ監督が就任したマンチェスター・ユナイテッド。かつての恩師であり、特徴を理解している指揮官の存在はメリットが大きい。
英『Football Insider』によれば、リバプールも同選手に関心を寄せており、アヤックスに対して問い合わせを行ったようだ。右ウイングのポジションは、エジプト代表FWモハメド・サラーと新契約を締結したことで緊急補強は必要なくなった。
オランダのクラブは、5900万ポンド(約82億円)を求めているとも言われており、ウルグアイ代表ダルウィン・ヌニェス獲得に大金を費やしたリバプールにとって、いまから捻出は難しい。フォワードの枚数も揃っており、今夏での移籍はないだろう。
さらには、リバプールの今夏での補強は終了しているというのが大方の見方。動くとすれば、選手層が薄い守備的ミッドフィルダーであり、エジプシャン・キングが君臨するポジションを得意とする、同じようなタイプの選手を加える未来は想像できない。
はたして、アヤックスFWはこの夏にクラブを去ることはあるのだろうか?そして、新天地としてどのクラブないしリーグを選択するのだろうか…?