RBライプツィヒからリバプールに加入して以来、度重なる負傷に悩まされ続けたギニア代表MFナビ・ケイタ。コンディションが高まったところで離脱…を繰り返して、ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラからレギュラーの座を奪いきれず。
しかし、昨シーズンは負傷も減り、数多くの試合に出場。3つの大会で決勝に進んだ影響もあり、クラブとして出場試合が増えていたこともあるが、40試合4得点3アシストを記録。見事なボレーシュートを叩き込むなど、リバプール加入以降で最高のパフォーマンスを披露したと言っても過言ではない。
新シーズンではさらなる活躍を期待される元RBライプツィヒMFは、昨季を上回るような目標を設定する意図を明かしつつも、もっとゴール前で得点に絡むようなプレーを増やしたいと口にしている。
「毎シーズン、前シーズンの成績と比較し、過去の自分と競うように目標を設定している。」
「常に向上心を持って、より多くのことを成し遂げようとしている。サッカーを始めたときから、ずっとそうだった。昨シーズンはかなりうまくいき、多くの試合に出場し、勝利することできたね。」
「今シーズンも同じように、できる限りすべての試合でプレーしたい。何よりもチームを助け、より頻繁に得点に絡むことができるようにしたい。」
LFC公式サイト
昨シーズン後半のようなパフォーマンスを維持できれば、主力組から先発を奪い切ることも可能かもしれない。ただし、ファビオ・カルヴァーリョやハーヴェイ・エリオットら粋の良い若手選手もプレシーズンで力を見せており、ポジション争いは依然として熾烈だ。
独特なリズムでのドリブルでゴール付近に忍び込み、チャンスを作り出す。その上で、二桁に迫るゴール数を記録できれば、名実ともにレギュラーの座を確保できる。守備面での粘り強さは改善されており、フロントスリーに頼らない得点源の確保が急務のリバプールにとって、点が取れるミッドフィルダーは喉から手が出るほど欲しい。
すでに27歳と急激に成長する可能性は少ないが、これまでの経験をもとに状況を打開するプレーを披露できるだけの能力を有しており、もしかすると、2022-23シーズンはナビ・ケイタにとって大きなシーズンになるかもしれない。