セネガル代表FWサディオ・マネが去り、鳴り物入りでリバプールに入団したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。移籍金も個人成績やチーム成績によっては、クラブ史上最高額で獲得し、周りからのプレッシャーも計り知れない。
アジアツアーの2試合でも出場した同選手だが、マンチェスター・ユナイテッド戦では決定機を外すなどプレシーズンにも関わらず、辛辣なコメントを残すメディアも散見された。ただ、連携面では改善の余地があり、そこまで心配するほどでもなかった。
そんな不安を他所に、RBライプツィヒとのフレンドリーマッチでウルグアイ代表FWが大爆発。コロンビア代表FWルイス・ディアスが獲得したペナルティをねじ込み、リバプールで初得点を奪うと、その後3得点を上乗せし、最終的には4ゴールで試合を終えた。
Time to enjoy @Darwinn99's first-ever hat-trick for the Reds ⚽⚽⚽ pic.twitter.com/vztvgVwHzx
— Liverpool FC (@LFC) July 21, 2022
2点くらいは相手GKのミスも影響しているものの、結果を残した大型フォワードに対して、同僚である元カメルーン代表DFジョエル・マティプが試合後のインタビューで、その能力の高さを絶賛している。
「みんな彼のことを本当に喜んでいると思うし、(ドレッシングルームで)彼を探していたんだ。」
「素晴らしいフィニッシュ、素晴らしいスピード、体の使い方…相手にとっては厄介だと思うよ。」
「ピッチ上では良い時間を過ごせたが、あくまで準備のための試合であり、僕たちは最高の状態で臨もうとしている。そのためにも、トレーニングをして、リーグ戦に向けて準備をしなければならない。」
「このハードワークはビジネスの一部であり、僕たちのサッカーをプレーするための唯一の方法だ。」
「僕たちはインテンシティーの高いプレーをするので、ベストなコンディションでなければならないし、そのためにはかなりハードなトレーニングが必要なんだ。」
いよいよ本領発揮。シーズン開幕が近づくにつれて、調子を上げてきた元ベンフィカFW。シーズン序盤は、おそらく元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが先発を務めるだろうが、徐々にポジションを奪い、プレミアリーグで二桁得点を期待したい…