フィリペ・コウチーニョがミケル・アルテタ率いるアーセナル移籍に近づく? – 戦力外マテオ・ゲンドゥージを含んだオファーで交渉成立を狙う

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コウチーニョtoアーセナル 移籍

インテル・ミラノから2013年にたった1300万ユーロ(約16.9億円)でリバプールに加入。瞬く間にプレミアリーグに順応し、スタメンの座を確保。以来、左サイドを主戦場に、201試合出場54ゴールゴを記録し、魅惑的なドリブルとチャンスメイク能力で、サポーターたちを魅了してきた。

4年目が過ぎた頃から、コウチーニョが移籍をほのめかすようになる。当時クロップ監督が就任したものの、プレミアリーグの順位は芳しくなく、チャンピオンズリーグ優勝を夢見るブラジル代表のテクニシャンはチームを去る決断を下す。結局、2018年1月6日に1億4500万ユーロ(約188億円)にも上る移籍金でバルセロナに移籍。

リバプールはこの移籍金をもとに、当時DF最高額の移籍金でフィルジル・ファンダイクを獲得した。その後のリバプールの成功は語るに及ばないだろう。

一方バルセロナに新天地を求めたコウチーニョは加入当初のみ先発していたが、徐々に信頼を失っていく。それとともに、パフォーマンスレベルも低下していく。多額の移籍金が影響し、バルセロナも早期での売却を検討したが買い手が現れず、昨シーズンはローンでバイエルン・ミュンヘンに移籍。

獲得した時の監督であるニコ・コヴァチがシーズン途中で解任されると、出場機会も減少。買取オプション付きであったが行使せず、今夏はバルセロナへ帰還している。とはいえ、バルセロナでの居場所もなく、可能な限り高値での完全移籍を狙いつつも、給与を賄ってくれるレンタル移籍先を探している。

本人は古巣リバプールへの復帰を望んでいるそうだが、高額な給与やクロップサッカーへの適用を考えると現実的ではない。チェルシーやトッテナム、ニューカッスルなど複数のプレミアクラブの名前が上がる中、アーセナルが触手を伸ばしている。

ミケル・アルテタが就任以降徐々にチームに秩序が戻り、有望な若手を複数起用する一方で、オーバメヤンやダビド・ルイスらをうまく活用し、パフォーマンスが回復している。来シーズンのさらなる飛躍を誓うガナーズは900万ポンド(約12.6億円)+マテオ・ゲンドゥージのオファーを提示したと伝えられる。

前指揮官ウナイ・エメリの秘蔵っ子で、市場での評価もまずまずのゲンドゥージ。しかし、気性が荒く、不必要なファールや暴力行為でアルテタ監督の信頼は地に落ち、放出候補筆頭。高級取りのエジルもいまだに蚊帳の外で、今夏でなんとかしたい問題である。

8000万ユーロ(約104億円)前後は回収したいバルセロナが、ゲンドゥージに約7000万ユーロの価値があると判断するとは思えないが、買い手がないコウチーニョだけに、売ることを最優先した場合は条件を下げる可能性は大いにある。

とはいえ、900万ポンドでは交渉がまとまるとは思えない。アーセナルが移籍金をどこまで上積みできるかが鍵になってくる。3200万ユーロ(約41.6億円)と見込まれるゲンドゥージの評価額を考慮すると、2000万ポンド(約28億円)付近まで提示できれば、バルセロナも悩み始めるはずだ。

リバプールファンとしては、ライバルチームで輝くコウチーニョを観たくはない。それでも、本来の輝きを取り戻し、ふたたびプレミアリーグで躍動する姿は観たい。最低でもマイケル・オーウェンのようにマンチェスター・ユナイテッドに移籍する愚かな選択さえしなければ、アンフィールドでも温かく迎えられるかもしれない…

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