今夏の移籍市場でも若き才能たち、ファビオ・カルヴァーリョやダルウィン・ヌニェス、カルヴィン・ラムゼイらを獲得したリバプール。昨季にはフランス代表DFイブラヒマ・コナテを加え、近年ではハーヴェイ・エリオットやカイデ・ゴードンらイングランドでも評価の高い若武者をチームに迎え入れている。
着々とトップチームの世代交代ならびに将来への投資が進んでいるリバプールだが、それでも投資を緩めることはない。アカデミーの若手選手の育成にも熱心だが、外部のクラブにおける新たな才能探しにも余念がない。
独『Bild』によれば、ブンデスリーガ2部の開幕戦 ハンブルガーSV 対 アイントラハト・ブラウンシュヴァイの試合で、リバプールのスカウティングチームが目撃されており、ハンブルガーSVに所属するクロアチアU-21代表DFマリオ・ヴシュコヴィッチが対象の選手のようだ。
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズやブレントフォードらも関心を向ける20歳センターバックは、加入した昨季はローン先で過ごしており、実質的にはハンブルガーSVで初めてのシーズンを送っている。
アイントラハト・ブラウンシュヴァイとの開幕戦ではスタメンの座を掴んでおり、90分間プレー。2得点で勝利した試合で、クリーンシートを達成したチームに大きく貢献。空中戦での力強さや足元の技術にも優れる現代的なセンターバックは、ブンデスリーガ昇格を目指し戦っている。
クロアチアU-21でも11試合に出場しており、母国でもその才能が評価されている。クロアチア・スプリトを本拠地に持つHNKハイドゥク・スプリトの下部組織出身の同選手は、アカデミーを順調に駆け上がった。
初めてとなる海外挑戦でどこまで活躍できるか。そして、見事な成績を残したキャリアの先には、さらなるステップアップが待ち受けている。今シーズンに移籍する可能性は低いが、新シーズン終了後に移籍の話があがっても何ら不思議はない。
はたして、その移籍先はリバプールになるのか、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズになるのか、ブレントフォードになるのか、はたまた別のクラブになるのか…?