昨シーズンまで約1年半に渡り、プレストン・ノースエンドにレンタル移籍。チャンピオンシップで能力を磨き、右サイドバックとしてもプレーするなどプレーの幅を広げた若きリバプールDFセップ・ファン・デン・ベルフ。
プレシーズンに帯同し、熱のこもったプレーぶりでアピールしていたが、フィルジル・ファンダイクを代表するセンターバック陣に対抗することは難しく、ローン移籍が濃厚だ。昨季同様に、チャンピオンシップでの戦いも予想されていたが、プレミアリーグでプレーする機会を得るかもしれない。
英『Daily Mail』によれば、昨季チャンピオンズリーグ2位になり、プレミアリーグ昇格を手に入れたボーンマスが獲得に関心を示しており、スコット・パーカー監督率いるクラブが争奪戦で先頭を走っている。
リバプールとボーンマスの関係はまさに良好。昨シーズンは第5センターバックでもあるナサニエル・フィリップスを貸し出し、2位フィニッシュに大きく貢献。過去には、ジョーダン・アイブや、覚醒を遂げたドミニク・ソランケが同クラブに移籍を果たしている。
オランダU-21代表DFにとっては、貴重な出場機会を得られることになる移籍であり、しかもトップリーグとなれば最高の環境でプレーできる。リバプールにとっても願ってもないチャンスで、プレミアリーグを舞台に活躍できれば、ジョエル・マティプやファンダイクの後継者に据える未来も見えてくる。
はたして、ボーンマスはオランダの若き逸材を手に入れることになるのだろうか…?