新シーズン開幕を告げるFAコミュニティ・シールドが、キング・パワー・スタジアムで開催された。カタールW杯の影響を受け、プレミアリーグ開幕も来週に迫り、十分なプレシーズン期間を過ごせない中で行われた公式戦だが、両チームのレベルの高さを改めて感じざるを得なかった。
試合開始からリバプールは自慢の縦への速さを見せ付け、ゴールに迫り続ける。21分には幸先よく先制点を奪取。モハメド・サラーの落としから、トレント・アレクサンダー=アーノルドが放ったシュートは見事にゴールネットに吸い込まれた。
70分には同点に追いつかれたリバプールだが、13分後には公式戦デビューを果たしたダルウィン・ヌニェスがPKを獲得。エジプシャン・キングがしっかりとゴール右隅に決め、ふたたびリードを奪う。
アディショナルタイムには同じくデビューを飾ったファビオ・カルヴァーリョも絡み、最後はウルグアイ代表FWがヘディングでゴールを奪い、公式戦で初ゴールを記録。チームも3対1で勝利し、新たなシーズンに向けて弾みをつけた。
スタメンは怪我をしているアリソン・ベッカー以外はベストメンバーを揃え、攻守に速いサッカーを展開。後半には、ハーヴェイ・エリオットやダルウィン・ヌニェス、ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタ、ファビオ・カルヴァーリョ、カーティス・ジョーンズらを投入し、試合のテンポを維持し続けた。
チームを率いるユルゲン・クロップ監督はリバプールでの初ゴールを奪ったウルグアイ代表ストライカーの影響力に賛辞を送りつつも、途中出場にも関わらず、うまく試合に入り込んだ選手たちのパフォーマンスも褒め称えた。
「よかった、本当によかった。時間が経てばもっと良くなることは明らか。私たちは、誰もが初見で判断される世界に生きていて、誰にとっても有益ではないが、常に起こっているね。今日の私たちは…両チームとも、フィジカル的に100パーセントの状態ではなかった。」
「しかし、(プレシーズンの)最初の数試合は、今日のようなフィットネスレベルにはほど遠かった。そして、彼が出場したとき、ボールを追いかけるために1つ1つパスを出したが、3つ目のボールで完全に殺されてしまい、それからみんなが彼のファーストタッチなど判断するようになった。」
「冗談のような話だが、私たちはそれに耐えていかなければなりません。彼は見事に対処してくれるはずだし、私たちは辛抱強く、彼がいいプレーをすることを知っている。今日の彼のインパクトは大好きだね。」
「おそらく、この試合のハイライトのひとつは、私たちが良かったのと同様に、ベンチからの影響で、本当に並外れたものだった。出場した選手全員がすぐに試合に馴染み、とても、とても、とても貢献した。最高の兆しだよ。」
「いいゲームだったし、いいスタートが切れた。その後は、しばらくマンチェスター・シティに支配され、たくさん走らなければならなかった。そして、私たちがポゼッションし、マンチェスター・シティがたくさん走らなければならなくなり、私たちは素晴らしいゴールで試合を終えることができた。」
「試合全体を通して、いい試合だったと思う。両チームとも、今日使えるものを使い、それが予想されたことでもあり、実際に起こったことだね。」
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