チアゴ・アルカンタラの負傷により、ミッドフィルダーの緊急補強に関する報道が過熱しているリバプール。過去に関心が噂されたインテルMFマルセロ・ブロゾヴィッチを筆頭に様々な名前が誌面を賑わせたものの、ユルゲン・クロップ監督はチーム内に解決策を求める意向を示した。
今夏での補強はなさそうだが、来夏には大物ミッドフィルダー獲得が濃厚。筆頭候補がボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガム。19歳にしてイングランド代表の常連で、攻守両面にダイナミズムをもたらす同選手は、どこかスティーブン・ジェラードを思い起こさせる。
ただし、争奪戦は必至。高額なオファーが飛び交う獲得レースには、各国のメガクラブが参戦する見込みで、リバプールが獲得できる保証はない。その代替案として、また負傷者続出の中盤における緊急補強にと、スポルティングMFマテウス・ヌネスの名前を見る頻度が多くなった。
リバプールも関心を示し、同じくプレミアリーグウルヴァーハンプトン・ワンダラーズも獲得に動いているポルトガル代表MF。ウェストハム・ユナイテッドも獲得オファーを提示したものの、選手側に移籍を拒否されたことを明かした。
「オファーを出したが、彼は来ないと決めた。」
「我々は競争力のある選手を加え、リーグの上位に食い込もうと努力している。質の高い選手を求めているが、彼らは他の選択肢や考えを持つこともある。」
ブラジル出身のポルトガル代表は巧みなテクニックを持ち、中盤に落ち着きをもたらすマテウス・ヌネス。守備的ミッドフィルダーとしても、一列前でもプレー可能で、リバプールではファビーニョのバックアップならびに後継者になり得る。
一部報道では、リバプールなどチャンピオンズリーグ出場が狙えるクラブへの移籍のみを希望していると言われており、プレミアリーグのみならずビッグクラブでプレーすることを夢に見るスポルティングMFは違うユニフォームでプレーする未来がやってくるのだろうか…?