プレミアリーグ開幕戦・フラム戦からの巻き返しを狙ったリバプールは、要塞のアンフィールドで試合序盤から出足も良く、相手ゴールを脅かし続けた。しかし、一瞬の隙を突かれて、ウィルフレッド・ザハに先制点を奪われたまま、後半がキックオフ。
まずは同点弾を目指すリバプールだが、相手DFヨアキム・アンデルセンと競り合っていたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスは頭に血が上ってしまい頭突きをお見舞い。1発レッドカードを提示されて、リードを許していたリバプールが10人での戦いを強いられることに。
ところが、ホームチームは運動量が増え、ひとり少ないとは思えないほどの戦いを披露。コロンビア代表FWルイス・ディアスが素晴らしいミドルシュートで同点弾を叩き込むとスタジアムも熱量が上がり、逆転に向けて果敢に攻める。
攻撃に人数をかけたこと、そして10人で戦っていることが影響し、ウィルフレッド・ザハにポスト直撃のシュートを放たれる場面もあった。それでも、モハメド・サラーがゴールに近づくなど対等な戦いを繰り広げたが、結果的には2戦連続の引き分けで幕を閉じた。
言い訳もできない行為で退場してしまったダルウィン・ヌニェス。ユルゲン・クロップ監督も100%レッドカードが妥当であると発言し、同ストライカーと後日話し合いの場を設けると明かした。
「ちょっとした挑発行為に対して、間違いなく間違ったリアクション。明確なレッドカード、それは否定できない。」
「彼はあれから学ぶだろう。残念ながら、彼にはこれから数試合に出場できない。(怪我人も多い)我々の特殊な状況下では、なおさら冷静ではいられないが、そういうものなのだ。」
「もちろん彼とは話をするよ。試合中は何も見えなかったので、何が起こったのかわからなかった。ヨアキム・アンデルセンが倒れ、ダルウィン・ヌニェスが立ち去るのを見たのが最初の映像だった。」
「その時、仲間にも聞いてみたが、”OK、レッドカード” とだけ言われた。その後私も確認し、レッドカードだと確信した。あの状況下での間違った反応だ。(ヨアキム・)アンデルセンはそれを望んでいたし、それを手に入れた。でも、(ダルウィン・)ヌニェスはミスをしたんだ。まだだけど、その件について話し合うよ。」
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