2022年1月にリバプール加入が迫っていたポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョ。期日までに書類が間に合わずに冬の移籍がなくなったが、継続的に交渉を続けたリバプールは、今夏での獲得を決めた。
フラム時代に脅威的な得点力を誇ったクラブで、攻撃陣の一角を担い、多彩な味付けを加えていた。その才能は高く評価されており、イングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオット以来フラムからの加入だ。
チームをキャプテンとしてまとめ、数々のトロフィーを掲げてきたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン。今季から加入した同ミッドフィルダーのテクニックを絶賛しながら、チームにとっても大きな戦力だと明言している。
「彼はクオリティーが高く、チームに入ってきてとてもうまくやっている。正直言って、彼は馴染んでいるように見えるよ。」
「技術的にも優れているし、素晴らしい若者だ。彼がどれだけサッカー選手になりたがっているか、向上心を持っているかが見ているだけでわかる。今シーズンの大きな戦力になるだろう。」
「今シーズンだけでなく、将来的にもね。今シーズンを通して活躍し、我々に大きなインパクトを与えてくれることを願っている。」
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指揮官としてリバプールを引っ張るユルゲン・クロップ監督もポルトガルU-21代表MFの才能に惚れ込んでいる。引き分けに終わったフラム戦後にインタビューに応じた同監督は、怪我さえなければ重要な役割を担えると太鼓判を押した。
「トッププレーヤーだ。本当に大好きだよ。彼は大きな才能を持ち、本当に良い子だ・・・。この年代の選手たちは、我々にとっても重要な存在。彼らが22歳や23歳になるまで起用を待つことはない。」
「彼は、同じ年代のハーヴェイ・エリオットと同様に準備ができている。みんな怪我にならないなど運が必要な部分もあるが、負傷さえなければ、彼は私たちにとって本当に重要な選手になるでしょう。」
現時点では左ウイングのバックアップを務めるファビオ・カルヴァーリョ。インサイドでもプレーできるタイプのプレーヤーであり、非凡な才能に加えて、複数のポジションを担当できるユーティリティ性にも注目が集まる。
元フラムMFは、名だたる名プレーヤーが集うメガクラブにおいて、自らの実力を発揮できるか。弱冠19歳のミッドフィルダーだが、今シーズンの活躍には期待したいところだ…