プレミアリーグやチャンピオンズリーグを逃したリバプール。4冠を目指していた中で、残念な形でシーズンを終えることになったものの、リーグカップとFAカップを制覇した同クラブは2冠を達成。今シーズンはすでにコミュニティ・シールドを制し、タイトルを “ひとつ” 獲得している。
ただし、リバプールには大きな変化があった。サウサンプトンから加入して以来、ロベルト・フィルミーノやモハメド・サラーと “最強” フロントスリーを形成。昨シーズンには、セネガル代表のエースとしてもアフリカネイションズカップを制覇したFWサディオ・マネがチームを去り、ドイツに新天地を求めた。
重要なストライカーを売却したリバプールは、後釜にウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを補強。大型なフォワードである同選手は、セネガル代表フォワードとは異なる特長を有し、得点だけで言えばより多くのゴールを決める可能性がある。
それでも、前線ならばどのポジションもこなし、脅威的な運動神経で相手ディフェンスを恐怖に陥れる。世界的に見ても能力で並ぶ選手が少ない、トップクラスのストライカーの退団はチームにとって痛手であると、リバプールMFジョーダン・ヘンダーソンが思いを吐露した。
「世界中のどのクラブでも、サディオ・マネがいなくなることは寂しいことだ。彼は間違いなく世界最高の選手の一人だし、素晴らしい人格者でもある。」
「本当にいい選手で、スタンダードを作ってきた選手だから、僕らにとっては大きな損失だ。でも、それがサッカーだ。彼がバイエルンでうまくいくことを願っているし、このチームには何人か新しい選手が入り、(サディオ・)マネがいなくなった現実に適応し、変化することができると期待しているよ。それでも、人生は続いていくんだ。」
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ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが退団したバイエルンでは、ゴール前での役割がアンフィールド時代以上に求められそうなサディオ・マネだが、チームからの期待に応えて、ブンデスリーガ年間最優秀選手にも選出されるほどのパフォーマンスを見せてくれることだろう。
一方のリバプールは、ダルウィン・ヌニェスの覚醒は当然のことながら、コロンビア代表FWルイス・ディアスにも高い得点感覚が求められる。ウルグアイ代表フォワードはコミュニティ・シールド、プレミアリーグ開幕節と2戦連続で得点を奪っており、その片鱗を見せ始めている。
ルイス・ディアスはドリブル突破で、シュートチャンスを作り出し、強烈なミドルシュートを放つ場面も多い。必ずやゴール前での落ち着きを身に付けて、最低でも2桁得点を決めてもらいたい…