今季からプレミアリーグに昇格したフラムFCの下部組織で成長し、順調にカテゴリーを駆け上がったポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョ。昨シーズンはトップチームのレギュラーとして、爆発的な得点力を誇った攻撃陣の一角を担った。
今年の始めにもリバプール加入が迫った同ミッドフィルダーだが、ローンバックの契約書類が期限に間に合わずに白紙に。その後も粘り強く交渉を続けたリバプールは、テクニックに溢れる攻撃的ミッドフィルダーをこの夏に獲得した。
新天地にはフラムで共に育った選手がいる。2019年からリバプールに加入し、いまやアンフィールドで3年目のシーズンを送るイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオットがその人だ。慣れ親しんだ選手の存在は新戦力にとっては大きく、ファビオ・カルヴァーリョは近い関係性を吐露している。
「ほんとに嬉しかったよ!」
「僕たちは同じチームで育ったけど、同じ学校(フラムのトレーニンググランドからほど近いクーム・ボーイズ・スクール)に通っていたんだ。だから、僕と彼は幼い頃から仲が良かったんだ。」
「彼と一緒にサッカーができるのは嬉しいし、僕もサッカーを楽しんでいるからね。彼はトッププレーヤーだよ。」
LFC公式サイト
プレシーズンでは右ウイングにハーヴェイ・エリオット、左ウイングにファビオ・カルヴァーリョが配置され、センターフォワードにダルウィン・ヌニェスと若きフロントスリーもお披露目。エリオットに関しては、中盤でのプレーも多くなる見込みで、今シーズンはプレー時間が飛躍的に伸びそう。
仲良し二人組がピッチ内外で切磋琢磨し、次世代のリバプールで主軸を務める。ともに才能に溢れるプレーヤーたちだけに、いまから将来の活躍が楽しみで仕方ない…