最悪なスタートを切っていたマンチェスター・ユナイテッドとのプレミアリーグ第3節。オールド・トラフォードに乗り込んだリバプールは、開幕から2試合のホームチームの出来からも余裕の勝利が期待されていた。
しかし、蓋を開けてみると激しいプレッシングでユナイテッドがライバルチームを圧倒。早い時間帯で先制点を奪いプラン通りに試合を進めると、後半にも追加点。81分にはモハメド・サラーの得点で1点差に詰め寄るも強固なディフェンスを前にゴールを割れず、昨季には大勝した相手にまさかの黒星を喫した。
サディオ・マネが抜けた影響かゴール前での脅威に乏しく、ディフェンスラインも軽さが見られ、中盤も思い通りのプレッシングができなかった。全体的なパフォーマンスで上回られた永遠のライバル相手の敗戦に、スコットランド代表DFアンディ・ロバートソンは自チームの悪い出来を認め、団結の必要性を強調している。
「望んでいたようなシーズンの始まりではないことは確かで、本当に悪かった。」
「僕たちはどのチームにも先制点を与え、それが試合の基準になっている。厳しい環境下での戦いを課し続けることはできず、また早い時間にゴールを許し、スロースタートになってしまった。それは変えなければならないことだ。」
「特に、ウォームアップでは、このスタジアムで聞いたことがないほど静かだった。彼らは自分たちを盛り上げる何かを求めていたのに、残念ながら僕らはそれを与えてしまった。」
「僕たちはすぐの仕事に取り掛かり、チームとして団結する必要がある。なぜなら、このままではいけないからだ。試合開始時に良いスタートを切り、チームにプレッシャーを与えるチームでなければならない。」
「今シーズンの3試合は、クリスタル・パレスとは違うかもしれない。僕らは良いスタートを切ったが、フラムは僕らよりも良いスタートを切ったし、マンチェスター・ユナイテッドもより良いスタートを切った。」
「昨シーズンは、ウルブズ、レアル・マドリード、サウサンプトン……変えなければならない。このリーグでは、彼らに先制点を与え続けることはできないし、それが僕らのやっていることなんだ。」
Sky Sports
2012/13シーズン以来となる、開幕3試合での未勝利。怪我人が多いだけでは言い訳できない状況に陥っている。それでも、ユルゲン・クロップ監督を筆頭に、経験豊富な選手たちがギアを入れ替えて、昨シーズンの後半戦に見せた怒涛の追い上げを、ここから見せてくれると期待したい…