オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドに敗れ、怪我人の多さに悩まされ続けたユルゲン・クロップ監督が新たなミッドフィルダー獲得に動き出すと明言。計画よりも前倒しで中盤の若返りが図られるかもしれない。
ライバルチーム相手の敗戦は、フラムやクリスタル・パレス戦での引き分けに続き、さらにショックを深めた。開幕から未勝利で挑んだボーンマス戦は、リバプールにとって負けどころか、引き分けすらも許されない状況であった。
しかし、この試合でリバプールが驚愕の結果を残すことに。ルイス・ディアスのヘディングシュートでスコアを動かすと、ハーヴェイ・エリオットやトレント・アレクサンダー=アーノルド、フィルジル・ファンダイク、ロベルト・フィルミーノ、ファビオ・カルヴァーリョらが得点を続け、終わってみれば9点差で完全勝利を成し遂げた。
一気に流れを変えたリバプール。チームの出来にはクロップ監督も試合中に苦笑いを浮かべるほどに完膚なきまでにアウェイチームを葬った。それでも、ボーンマスやスコット・パーカー監督へのリスペクトは忘れず、自チームのパフォーマンスを褒め称えた。
「非常に良かった。リアクションを見せたかったんだ。自分たちの力を発揮すること。自分たちのベストバージョンになること。我々は特定の方法でプレーするんだ。」
「我々は素晴らしいゴールを決めた。試合が落ち着いても、得点を取り続けた。それは攻め続けることだった。ボーンマスに屈辱を与えるのではなく、彼らをこれ以上ないほどリスペクトしている。」
「相手にプレッシャーを与えること。若手も起用することもでき、彼らはそれにとてもふさわしかったよ。ハーヴェイ・エリオットは特別な選手で、素晴らしいゴールだった。すべてが完璧だったんだ。」
次節はミッドウィークに行われるニューカッスル・ユナイテッド戦。着実に戦力をアップさせ、最近ではスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクを獲得。難敵相手にも、ボーンマス戦で見せたようなプレーぶりが期待される。
この快勝をキッカケに、順位を上げ続けることができるだろうか…今後のリバプールのパフォーマンスやクロップ監督の手腕に注目が集まる一方で、新たなミッドフィルダー探しに動いており、ビッグネームが加わるか移籍における動きからも目が離せない…