ポルトガルから家族でイギリスに移住。フラムの下部組織で順調な成長を遂げ、昨シーズンは数多くの得点を挙げた同クラブの強力攻撃陣の一角を担い、シーズンを通して38試合11ゴール8アシストを記録。この夏には、リバプールへのステップアップを手に入れた。
フラム本拠地クレイヴン・コテージも古き良きイングランドのスタジアム。多くの観客を集客できないが、独特な雰囲気を有している。しかし、フラムで数シーズンに渡りプレーしたポルトガルU-21代表MFは、アンフィールドでの雰囲気はこれまで体験したことがないものであったと、初めての経験を振り返った。
「初めてアンフィールドに足を踏み入れたとき、こんな光景は見たことがなかった。」
「僕がいまリバプールにいるから、そう言っているんじゃない。観客、スタジアム、ファン…いま振り返っても、クレイジーだよ。」
「リバプールのファンほど、どんな状況でも応援してくれる人はいないよ。12人目の選手、文字通り12人目の選手が僕らを支えてくれるんだ。」
「クリスタル・パレス戦のように、1人少なくなって10人になったとき、彼らは僕らを前進させ、引き分けに持ち込んだ。そして、もう少し試合が長ければ、おそらく試合に勝てただろう。」
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試合前には『You’ll Never Walk Alone』の大合唱。アウェイチームにとっては要塞で、圧迫感を感じるプレーをするには難しいスタジアムだ。リバプールのホームでの勝率もずば抜けており、その声援は確実に勝敗に影響する。
リバプールの選手にとっては、最高の後押し。まさに背中を押してくれる大歓声に、いつも以上の実力を発揮することを可能にしてくれる。
ファビオ・カルヴァーリョは今後もアンフィールドで多くの歓声を受けるはず。大声援を力に変え、次世代リバプールを引っ張るプレーヤーになり、現在のチームではジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーが担うキャプテンシーも身に付けてもらいたい…