プレミアリーグ第5節ニューカッスル戦は、リバプールにとって苦しい展開が待ち受けていた。新加入FWアレクサンデル・イサクに先制ゴールを奪われ、ゴール前に人数をかけて守るアウェイチームのディフェンスを崩せずに前半は過ぎていった。
後半に入ると攻めにも工夫が出てきて、それまで支えていなかったディフェンスラインの裏などを活用。61分には待望の同点ゴールが生まれた。守備陣の裏側に飛び出したモハメド・サラーの折り返し、ロベルト・フィルミーノがうまく合わせた。
一気に逆転…とは行かず、なかなかゴールを奪えないリバプール。時間は刻一刻と過ぎていき、アディショナルタイムに突入。そして、最後のプレーとなったコーナーキックの流れから、途中出場のファビオ・カルヴァーリョが値千金の逆転弾で、なんとか白星を掴んだ。
本来の強さはいまだに見られないものの、ファーストハーフよりもセカンドハーフはパフォーマンスが改善。チームを率いるユルゲン・クロップ監督は、後半に向けてハーフタイムに選手たちに伝えた言葉を明かし、決勝点となったゴールを手放しで褒め称えた。
「試合中、我々はもっとサッカーをすべきだった。前半、選手たちにはいつも通りに自分たちのサッカーをしている時は、良いプレーで危険に見えるし、それで問題ないと伝えた。」
「ニューカッスルは本当によく我々にプレッシャーをかけてきた。彼らは多くのエネルギーを費やさなければならなかったし、最後の20分〜25分、彼らが少しインテンシティに苦しみ始めたときに、それが本当に大きかったことがわかると思う。でも、私たちはもっとうまくやるべきだった。」
「ハーフタイムでは、1-0になる前からちょっと絶望的に映ったので、選手たちに絶望的になる必要はないと伝えた。我々は焦りすぎて、アイデアのないロングボールを多用していた。例えば、フィルジル・ファンダイクからモハメド・サラーへのボールのようなね。それはとてもいいことで、私たちを何度も助けてくれた。」
「でも、サラーも常に相手を倒すことができるわけではなし、繋がらないこともある。このような状況を改善する準備をしなければならない。繰り返しになるが、1-0で負けているのはクールではないが、ハーフタイムにはそれが一番の問題だった。」
「だから、もし我々が特別なことをすれば、そして余分なパスを出せば、相手に問題を起こすことができるということを、選手たちに見せたんだ。そして、常に左サイドに展開されると、そこが本当にプレッシャーになるが、もし我々がそこから抜け出せれば、すぐにスペースができる。」
「それで同点に追いついたが、その後はあまりプレーができず、難しい試合になった。なぜか中断が多く、これではせっかくの勢いも半減してしまう。勢いをつけるチャンスがなかったんだ。」
「結局、98分に最後のコーナーを得た瞬間は、本当にうれしかった。モハメド・サラーとファビオ・カルヴァーリョが決めたあのゴールは、本当に素晴らしいものだった。完璧な瞬間だった。98分後にゴールを奪えたのは、試合中に起こったことすべてに対する完璧なリアクションだと思う。」
LFC公式サイト