バルセロナからユベントスに移籍したものの、実力を発揮するには至らなかった元ブラジル代表MFアルトゥール。負傷癖も抜けず、イタリアではレギュラー確保できずに燻り続けた。そして、移籍最終日に、新たなミッドフィルダーを求めていたリバプール移籍が成立。
1シーズンのローン移籍で、買取オプションが付随しているが、リバプールが行使する確率は限りなく低い。それでも、元バルセロナMFはセリエA時代の低迷から最高のプレーを取り戻すために、初めてのプレミアリーグでの挑戦にも万全の準備ができていると強調している。
「僕の目標は、自分の最高のサッカーを再発見すること。」
「自分自身の気持ちを取り戻し、監督の信頼を得て、最高のサッカーを見せ、トロフィーを獲得することだ。」
「リバプールのような規模のチームでは、できるだけ多くのトロフィーを獲得することを目指さなければならない。そのための体制は整っている。チームは大きな大会でプレーすることに慣れているし、勝つことにも慣れている。できるだけ高いレベルを目指す必要がある。」
「この瞬間のために多くの準備をしてきたし、今ここにいる。そして、すべてのハードワークを注ぎ込んでプレーする時が来た。準備万端、すぐにでも始めたい気持ちでいっぱいだよ。」
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スペイン時代のコンディションを取り戻せれば、チアゴ・アルカンタラに似た様な役割を担える。簡単にはボール奪われずに、巧みなパスで攻撃にリズムを与える。ピッチ全体を走り回るタイプではないものの、適切なポジショニングで相手のボールを絡めとる。
フィジカル勝負も多く、運動量の多いクロップ・サッカーだけに負傷リスクは付き纏う。チアゴやナビ・ケイタらも度々の負傷で離脱を繰り返している。負傷癖のある元ブラジル代表ミッドフィルダーも怪我の連鎖に見舞われない保証はない。
それでも、持っている能力を100%出せれば十分にプレミアリーグでも通用する。同胞MFファビーニョとともに、チアゴ&ファビーニョのコンビを超えるほどのパフォーマンスを見せ付けてくれることだろう…