昨シーズンはリバプールで戦力外。若手GKにも遅れをとり、トップチームでのベンチ入りすら機会を与えられなかった元ドイツU-21代表GKロリス・カリウス。ベルギー代表FWディボク・オリギのようにセレモニーをされるわけでもなく、人知れずリバプールを去った。
その後はフリーエージェントが続き、所属先が見つかっていなかった。ところが、ニューカッスルが控えGKカール・ダーロウが負傷してしまい、第3GKマーク・ギレスピーのみとなったゴールキーパー陣の戦力を整えるためにも緊急補強を敢行。
その対象となったのが、無所属だった元リバプールGKロリス・カリウス。控えGKカール・ダーロウは長く戦線離脱する予定ではないため、短期的な契約となるようだ。
ニューカッスルを率いるエディ・ハウ監督も同GK加入を歓迎しており、これまでの豊富な経験でチームに貢献してくれるはずだと選手のキャリアを称えている。
「(ロリス・)カリウスをGKグループに加えることができ、嬉しく思っている。」
「彼はプレミアリーグとヨーロッパでの経験を持つ非常に優秀なGKであり、シーズンの重要な時期に競争とサポートを提供してくれるだろう。」
なお、移籍期限ギリギリでマンチェスター・ユナイテッドにローン移籍したスロバキア代表GKマルティン・ドゥーブラフカは契約の都合で呼び戻すことができず、元ドイツU-21代表GKに白羽の矢が立った。
守護神にはイングランド代表GKニック・ポープはおり、試合での出番は当分なさそう。それでも、元リバプールGKはベンチやトレーニングで他のGKを支え、経験やテクニックを伝えていくことだろう…