サウサンプトンから加入したセネガル代表FWサディオ・マネは、リバプールの歴史においても史上最強とも言えるフロントスリーの一角を担い、ロベルト・フィルミーノやモハメド・サラーらと相手ディフェンスを恐怖に怯えさせた。
年齢が30歳を迎え、全盛期ほどの勢いこそ失ったが、昨シーズンは4冠を目指したクラブでセンターフォワードとしてチームの攻撃を引っ張った。ところが、チャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリードに敗れた直後、リバプールからの退団を申し入れた。
希望していた通り、バイエルン・ミュンヘン移籍を手に入れた同ストライカーは、ドイツでもその能力をいかんなく発揮。レロイ・サネやジャマル・ムシアラらとアタッカー陣を形成。それでも、6年間を過ごしたリバプールでの生活は特別で、忘れることはないと強調している。
「正直、あそこで過ごした時間は決して忘れないだろう。」
「人間として、サッカー選手として、多くのことを学んだ。サポーターも素晴らしいし、街の人々も素晴らしい。僕の心には永遠に残るクラブだ。」
「それに、伝説的なクラブでもある。そして、チャンピオンズリーグで最高の夜を過ごしたクラブでもあるんだ。」
「ディボク・オリギが決めた2点目はよく覚えている。あの瞬間、僕は大喜びした。信じられなかったよ。」
「子供の頃、チャンピオンズリーグを見ていた時のことを思い出したんだ。気がついたらファイナルを戦っていて、しかも優勝したんだ。」
「素晴らしかったよ – 2019年は特別な年だった。祝賀会、クラブ、その場に居合わせなければ理解できない。50万人以上の人がストリートに出て、僕らがトロフィーを持ちパレードするのを待っていたと思うと、ただただ美しかったよ。」
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メスやRBザルツブルク、サウサンプトン、リバプール、バイエルン…ヨーロッパのクラブを渡り歩いたセネガル代表フォワード。欧州では5度に渡る移籍を経験している同選手にとっても、チームが変わることは決して楽なことではないようだ。
「クラブを移るのは簡単なことではない。」
「リバプールで6年、サウサンプトンで2年、そして今は新しい国にいる。人、トレーニング、すべてが突然変わってしまうので、簡単じゃないんだ。」
「すべてが変わっていくので、大変なんだ。適応しなければならない。それは分かり切ったことで、驚くことではない。想像していた通りの展開になっている。」
「ここの人たちは歓迎してくれるし、本物の選手たちだ。クラブを取り巻く人々は素晴らしいし、とても幸せなんだ。」
「とっても若いチームだ。これほど若いグループの一員になったのは、僕のキャリアの中でも初めてのこと。僕が思うに、彼らは皆、ハングリー精神に溢れている。みんな成長したがっているし、気配りもできる。」
「トレーニングセッションは、試合と同じくらい激しい。才能に溢れ、将来有望な若者たちと一緒にプレーするのは、とても簡単なことなんだ。」
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