ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ、アウェイでのレンジャーズ戦。ボーンマス戦のように大量得点で勝利したリバプールでも、途中出場からわずか6分12秒で衝撃のハットトリックを決めたモハメド・サラーはこの試合のハイライトだろう。
今季もボーンマスで大量ゴールで勝利。問題はその後の試合に活かされないこと。他にも、ニューカッスル相手に劇的ゴールで勝利を収めた後も低調なパフォーマンスに戻り、本来の姿をみせつけられていない。
さらには、前節アーセナル戦では動きの良かったルイス・ディアスが今年絶望とも言われる負傷で離脱が決定し、トレント・アレクサンダー=アーノルドとジョエル・マティプも数週間の離脱が確定してしまった。
今週末はマンチェスター・シティとの大一番を迎えるリバプールにとっては、不運は続く。復帰したばかりのイブラヒマ・コナテの出場が微妙であり、センターバックと右サイドバックが緊急事態に陥っている。
それでも、アンディ・ロバートソンやカーティス・ジョーンズらが復帰。過去にマンチェスター・シティで偉大な記録を作り、バルセロナでは不整脈により引退を余儀なくされた元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロはリバプールの復調を信じているようだ。
「オフェンス陣にターンオーバーがあり、ケガにも見舞われている。しかし、徐々に回復し、これまでと同じように戦えるようになると信じている。」
「特に、彼らのように悪いスタートから立ち直ることができる有能な監督がいれば、優勝争いから除外することはないだろう。」
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要塞アンフィールドで、今シーズンも圧倒的な強さを見せ付けるライバルを迎える。ほとんど負けないホームとは言えども、これまでのプレーぶりで対戦してしまったら、黒星が目に見えている。右サイドバック問題も合わさり、サポーターからの大歓声にも関わらず、苦戦が予想される。
フィルジル・ファンダイクの復活、アリソン・ベッカーのビッグセーブ連発、ジョー・ゴメスの貢献…ディフェンスラインの奮起がなければ、マンチェスター・シティと競り合うことすら難しいかもしれない。
と、ネガティブな要因ばかり並べたが、アンフィールドでは目に見えない力が携わる。レンジャーズ戦での勢いを今回はきっちりとキープし、ファンたちの後押しを武器に、プレミアリーグ2位相手に勝利を収めてくれるはずだ…