昨年にニューカッスルがサウジアラビアの政府系ファンドに買収され、潤沢な資金力で次々に有能な選手を獲得。初期のチェルシーやマンチェスター・シティほどの移籍金を出しているわけではなく、的確な補強で着実な戦力アップに成功。
昨シーズン途中に就任したエディ・ハウ監督は降格圏に沈んだクラブを立て直し、“ビッグ6” との差を縮めている。豊富な資金を誇るニューカッスルだが、堅実な経営を行っているため、まだ金満クラブとの印象はそこまでない。
それでも、莫大な移籍金でスター選手を獲得できるほどのお財布を持っており、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンらオイルマネーを後ろ盾にするクラブの仲間入りを果たしている。
特定のクラブの名前を明示したわけではないが、ユルゲン・クロップ監督はマンチェスター・シティ戦を前に金満クラブを揶揄。サッカー界には財政的になんでも叶えられるクラブが3つ存在すると発言し、シティの怒りを買っている。
さほど怒る内容でもなく、事実を述べているだけ。 ただし、3つの “ひとつ” とも予想されているニューカッスル・ユナイテッドを率いるエディ・ハウ監督は、クロップ監督の名前を出さずとも、金持ちクラブという発言に対して断固否定の姿勢を示した。
「長期的には、クラブは大きな計画、大きな野心を持っていて、いろいろなところに行きたいと考えている。しかし、私たちが目指しているもの、あるいは取り組んでいることの現実は、私がここに座って毎週説明してきたこと、つまりファイナンシャル・フェアプレーや、まだ改装されたばかりのトレーニンググラウンドなどから、議論されているような生活を送っていないんだよ。」
「私たちは、まったく異なる現実を生きている。賃金は非常に抑えられており、安定的かつコントロールされた方法で物事を前進させようとしている。」
「選手にはお金をかけているが、贅沢をしているわけでも、プレミアリーグの他のチームとずれているわけでもない。それが私の信念だよ。」